「邪馬台国は別府温泉だった！」という本を読んだ。酒井正士さんという生命科学を研究する理系科学者が、邪馬台国研究の唯一の資料である魏志倭人伝に記録された、魏の使者の足取りを忠実に追究した労作である▼読...

　県は16日、大分空港と大分市を結ぶホーバークラフト導入に関して、第一交通産業㈱（北九州市）を運航事業候補者に選定した（弊紙既報）。ホーバークラフトが大分で再び海面を滑るように航行する姿を見る事ができ...

　２０００年４月は、自民党政治の転換点だった。田中角栄、竹下登両氏の流れをくむ小渕恵三首相（当時）が病に倒れ、森喜朗氏が後継に就いた。以後、自民党政権は岸信介、福田赳夫両氏らが率いた清和会が、自前の派...

　アニメ映画「鬼滅の刃『無限列車編』」が16日に公開され、３日間で興行収入46億円以上をたたき出した。日本のアニメ映画の興行収入トップ３は、１位が「千と千尋の神隠し」、２位が「君の名は。」、３位が「ハ...

　来年、東京五輪が開催されるとしたら、注目してもらいたい陸上女子選手がいる。臼杵市出身の兒玉芽生さん（福岡大学３年）のこと。２日に新潟県で開かれた第１０４回日本陸上競技選手権大会の女子１００㍍で、11...

　「あとがき」を読んで激しく心を揺さぶれられたのは、久しぶりのことだった。「なによりもぼくのことをぼくの可能性を信じてくれた父さんや母さん、おとうと、おじいちゃん、おばあちゃんにも感謝しなければならな...

　大分高専の科学部の顧問から、新型コロナウイルス感染症の影響で止まっていた中学校へのサイエンスショーの再開依頼が来たと聞いた。しかし、それは中学校に対しての開催ではなく、令和２年７月豪雨の被災地の一つ...

　10月８日、杵築城が天守落成から50周年を迎えた。中に入るのは本当に久しぶりで、この前来たのはいつだっただろうと思いながら駐車場から足を運んだ。今回驚いたのは、軍人の資料が展示されていたことと、その...

　日本学術会議をめぐる議論がかまびすしい。発端は新会員候補６人が菅義偉首相に任命拒否されたことだった。騒ぎに乗じるように、日本学術会議は中国の軍事研究に協力しているというデマがネットで拡散している。軌...

　気象庁によると、エルニーニョ現象とは反対に「ラニーニャ現象」が発生したという。遠く太平洋赤道域の南米沿岸側の海水面の温度が平年よりも低くなる現象だそうだ。この現象は以前、２０１７年秋～18年春にかけ...

　「花が咲いている／すぐ近くまで／虻の姿をした他者が／光をまとって飛んできている／私も あるとき／誰かのために虻だったろう／あなたも あるとき／私のための風だったかもしれない」。詩人、吉野弘氏の「生命...

　先日、公園の駐車場で昼食をとっていた時のこと。パトカーが公園の駐車場に入ってきて、警察官に「防犯警戒中のパトロールに協力してください」と声をかけられた。免許証の提示を求められ、車の隅々まで調べられた...

　デッサン、絵画の世界で表現が難しいと言われるのは、風であり、空気感だという。何しろ確実に「ある」のに実態が「ない」厄介な代物である。並大抵の技法ではそう簡単に表現できる相手ではない。古来、名だたる芸...

　今年も５日からノーベル賞の発表が始まった▼ご存知のようにノーベル賞は、１９０１年からダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルの遺言に従い始まった物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学の...

　弊紙トップ記事でもあるが、２０１６年の熊本・大分地震による斜面崩壊で寸断された阿蘇地区の国道57号の現道復旧と、新たに整備された北側復旧ルートの完成を記念し、開通式典があった▼われわれも、地震発生後...

　18世紀の欧州の人たちにとって、本県の旧国名「豊後」は九州全域の地名として認知されていたらしい。ジョナサン・スウィフトにより執筆された「ガリバー旅行記」（１７２６年）の第３編は日本渡航記。そこに掲げ...

　トットちゃんの愛称で親しまれているタレントの黒柳徹子さん。今年で87歳を迎えたというのに、第一線で活躍されている。司会を務めるテレビ番組「徹子の部屋」は今年で45年目を迎え、同一司会者によるトーク番...

　「るるぶ」とは、ちょうど私が旅に目覚めた頃１９７３年に創刊された若い女性を対象とした旅行雑誌の書名だ。新刊だったので、書名はできるだけ斬新で旅行を内容としていることを込めて、「見る」「食べる」「遊ぶ...

　６万４３９人。９月23日時点で、日田市の人口に匹敵する人たちが新型コロナウイルスの影響で職を失った。厚生労働省の集計では、コロナ関連失業者は毎月１万人のペースで増えている。労働局、ハローワークを通じ...

　住まいというのは、私たちの暮らしそのものといって過言でない。そのせいか、建築関係の言葉がしばしばことわざとして使われる。柱と柱をつなぐ「かすがい」。同じ道理で夫婦を結びつけることから「子はかすがい」...