大分建設新聞

四方山

アンダーパス

 
2026年10月14日
 大分市内に住んでいる私の自宅周辺は、海抜約5㍍。すぐ前に七歩川が流れているが潮の満ち引きで水面が上下するので川底が0㍍といったところか。大分川が氾濫を繰り返すなどして形成された沖積地なので水はけもそんなによくないのではないか―と思う▼千葉県では、8月13日夕方から14日未明にかけて線状降水帯が次々に発生し、記録的な大雨となった(令和8年8月千葉豪雨)。特に浸水などによる自動車の立往生被害がすごかったようだ。報道によると、道路に取り残された車は、千葉市管理の道路だけで約2500台、国や県、ほかの市町村管理の道路も含めると約3100台に上るという▼国土交通省は、アンダーパスの冠水事故を防ごうとガイドラインを作成した。アンダーパスの排水機能はもちろんリスクに応じた交通規制、冠水時に車両が進入しないように資機材の配置や遠隔遮断機、水位センサーを設置するとした。調べると自宅近くにもアンダーパスがあり冠水しそうな道路がある▼例えば、大分市下郡南の市道下郡東西大通り線のアンダーパス。報道にもよく出てくる場所だが、現在、この市道に沿って庄の原佐野線下郡工区の建設が進む。また、大字下郡に市道滝尾橋下郡線の滝尾橋東日豊線・豊肥線ガード下があるほか、都市計画道路の片島松岡線では米良BPに接続する道路新設の一部で、JR豊肥線を跨ぐアンダーパス区間(約400㍍)の工事が行われている▼今年になって、千葉県や福島県でアンダーパスの冠水死亡事故が発生している。大分市では、過去の冠水情報をもとに局地的豪雨による道路冠水の予想箇所14カ所を公表しているが、そのほかにも多くの箇所がありそうだ。運転中は引き返す勇気が必要だが、車内に窓ガラスを割る道具の携行もお忘れなく。(かぼ)
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