万引き
2026年10月09日
万引きという言葉は「間引く」が変化したらしい。植物を栽培するときなど、たくさんの苗から一部を抜き取って良い苗だけを育てるやり方。たくさんの商品の中から「間引く」ようにこっそり盗む行為を指すようになり、それが変化して万引きとなったらしい▼プロ野球の阪急などで350勝を挙げた殿堂入り投手の米田哲也さん(88)が昨年、スーパーで缶チューハイ2本(300円相当)を万引きして現行犯逮捕されたニュースには驚いた。「あなた、万引きの経験はありますか?」とは、真面目な読者諸氏に甚だ失礼な質問だと思うが、意外と「実は昔…」とこっそり心の中でつぶやいている人もいるのではないか。実は当方、幼少の頃、近くの悪ガキと一緒に万引きまがいの事をやって親からこっぴどく叱られた▼「ばれなきゃいい」という人間の性(さが)と物欲が絡まったこの犯罪行為。警察庁の統計では年間の推定被害総額は3500億円にも上るというからばかにできない。さらに最近では人手不足などからスーパーでセルフレジが増え「セルフレジ万引き」という新たな手口が急増しているという。大分でも普及してきたセルフレジは、商品を自分でスキャンして別のカゴに移し、合計した額を支払う仕組み▼この万引きは、スキャンせずにバッグに入れる普通のやり方のほか、スキャンしたふりをする「空スキャン」、数本セットのうち1本だけをスキャンする「単品打ち」などいろいろな手口があるとか▼一方、店側の対策も進んで、防犯カメラの映像で犯行を特定し検挙するケースも多いという。故意の行為はもちろんだが、スキャン忘れを気付いていてパスするのも窃盗罪になる。心当たりのある方…まさかいないだろうが…少額、出来心でも逮捕もありうる立派な犯罪ですぞ!(マサ)


