制服
2026年08月27日
「菅公学生服の工場が竣工」というニュースを目にした。漢字で書くと分かりにくいが、「カンコー学生服」のことである。ブレーザーの受注数の増加に対応するためだという▼今の時代、学生服やセーラー服といった従来の制服を見る機会は減った。県内では大分市内の中学校で統一の制服導入、県内屈指の進学校である上野丘高校が私服登校可になるなど、制服の在り方も変化している。地球の温暖化によって、衣替えという概念もなくなりつつある▼わが家は娘、息子とも高校はブレザー。毎日、シャツにアイロンをかけるのが私の使命。アイロンがけ技術は匠の技になりつつあり、世界アイロンがけ選手権があれば、日本代表になれるかもしれない。子どもたちが「制服の乱れは心の乱れ」にならないよう、アイロンがけに命を懸けるが、お友達の親御さんに話を聞くと、ほとんどの人がやっていないことに驚いた。シワシワの制服より、しっかりと折り目のついた制服のほうが見栄えがいいと思うが▼学校で制服を着るようになったのは明治時代から。AIに制服を着る意義を聞くと、「生徒の自覚と一体感を高め、公平性確保や安全向上を図る」とある。先のカンコー学生服が少し前だが、全国アンケートをとった。制服があった方がいいと答えた率が1番高かったのが九州で、2番目は中国・四国地方。逆に1番低いのは甲信越・北陸で2番目は関東地方。西日本地域が制服があった方がよいと答えた率が高い。結果を反映するかのように、私服登校可の高校数は東日本の方が多いそうだ▼息子も今年度で高校を卒業する。中学校時代の夏服も含めると、かれこれ10年以上に渡り、子どもの制服にアイロンをかけてきた。それが間もなく終わる。体に染みついたアイロンがけ技術を次は何に生かすか。(せい)


