大分建設新聞

四方山

6月・衣替え?

2026年06月01日
 今日から6月。古来から「水無月(みなづき)」という風流な呼び名のある月だが、梅雨を迎える月なのに、「水の無い月」というのはなんだか変。調べてみると、その由来は諸説あるが、「無」というのは「ない」ではなく古語の連体詞「の」に当たるという説が有力のようだ。「水の月」…といえば趣があるが、昨今の異常気象、水が溢れる集中豪雨はごめんこうむりたい▼さて、今日から多くの学校などでは衣替えがスタートした?以前は官公庁も学校も「6月1日が衣替え」となっていたが、昨今の異常気象による〝猛暑前倒し〟である。学校では「6月から」の原則はあるものの、各校の判断で柔軟な対応をしているようだ。特に今年は、5月18日に早くも日田市で全国初の猛暑日を観測するなど、暑さが半端ではない…▼衣替えの歴史をさかのぼれば、江戸時代に幕府が年4回と定めたとされ、年2回となったのは明治時代。官公庁の制服に洋服が採用されたのを機に、6月1日と10月1日が衣替えの日になったという。だが、こうも異常気象が続くと、衣替えという季節感のある言葉もピンとこない。死語に近づいているようでもある▼官公庁や企業では、ネクタイなどを外したクールビスの期間設定(5月から10月末まで)を廃止し、通年で認める動きも広まっている。温暖化対策や省エネ、業務効率化などが目的で、日付にこだわらず自由に服装を選ぶ流れが進んでいる。県内では県と13市町村がすでに実施しているという▼以前は中・高校生、特に女子の制服(失礼…男子もデス)が6月から一斉に夏の装いになっていた。「いよいよ夏かぁ!」と季節の移り変わりを目でも感じたものである。四季がぼやけて季節感が薄れ、季節の慣習や言葉が廃れていく…日本人にとって寂しい限りである。(マサ)
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