大分建設新聞

四方山

フードドライブ

2025年10月09日
 10月に入り日中はまだ残暑が厳しいが、朝晩はうだる暑さから解放され涼しい風が吹くようになった。時がたつのは早いもので、春に植えたイネがもう稲刈りの時期になった。コメの値段は依然として高騰傾向が続いているが、もうすぐ美味しい新米が食べられる。今のところ価格が大きく下ることはないようで、お茶碗のコメは1粒残さず食べて食欲の秋を満喫したいものだ▼国内では年間約464万㌧の食品ロスがあり、国民1人当たり、毎日お茶碗1杯分の食品が廃棄されているという。食品ロス削減に向けて一人一人の取り組みが重要になっている。折しも10月は食品ロス削減月間。関係機関では10月1日から11月16日まで、県内一斉フードドライブの協力を企業などに呼び掛けている▼フードドライブは、各家庭で使い切れない未使用の食品を持ち寄り、フードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動をいう。対象の食品は、常温食品(賞味期限1~2カ月以上)、飲料、菓子(ジュース・水など)、インスタント食品、レトルト食品、穀類(コメ、麺類、小麦など)、調味料、お歳暮・お中元の品など▼一方、対象にならない食品は、生もの、野菜、果物(温度管理が必要なもの)、アルコール類(みりん、料理酒除く)、冷凍・冷蔵食品、商品説明が外国語のみのもの―などとされている。昨年度は九つの企業が参加し、合わせて929㌔の食品が集まった。今年も㈱トキハ、㈱トキハインダストリー、イオン九州㈱、マレリ九州㈱、三和酒類㈱など7企業が参加を表明している▼猛暑や残暑による夏バテが長引き、食欲減退が続いている方も多いのではないだろうか。台所の棚や冷蔵庫の奥に眠ったままの食品はありませんか。フードドドライブに参加して社会に役立てましょう。(かぼ)
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