体育の日
2025年09月30日
もうすぐスポーツの日(10月13日)。私の幼少期は「体育の日」と呼ばれ10月10日と決まっていた。1966年10月10日に東京オリンピックが開催され、「スポーツに親しみ健康な心身を培う」ことを目的にその2年後に10月10日が「体育の日」という国民の休日になった。その後、ハッピーマンデー制度で2000年から10月の第2月曜日となった▼私は、学生の頃から運動が大好きで学校行事の中で体育祭が一番楽しみだった。今でも健康維持を目的に、市内の「よさこいソーラン」チームの一つに所属し、県内を中心に年間15~20本ほどのイベントに参加している▼「よさこい」はそもそも高知が発祥だが、高知の「よさこい祭り」を見た北海道の大学生が、札幌にも広めたいと、高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を融合させて立ち上げたのが「よさこいソーラン」だ▼札幌では、1992年に10チームの参加から始まった祭りもチーム数は増え続け、ピーク時で408チーム、近年も200チーム以上が参加し、地域の活性化や経済効果に一役買っている▼「鳴子を持って踊る」「ソーラン節を曲のフレーズに入れる」というルール以外は、衣装、楽曲、構成も全て自由。年間を通じて大分も含め全国各地で「よさこい祭り」が開催されている。8月には、大阪万博でも国内外17チームが圧巻の演舞で観客を魅了し話題となった▼私が所属するチームも結成25年を迎え、今年6月に開催された「札幌よさこいソーラン祭り」に7年ぶり5回目の出場を果たし、3日間存分に踊りを楽しんだ▼演舞を通じて地域とのつながりや年齢の壁を超えた仲間との絆を実感している。「腰や膝が痛い」と体に不安はあるものの、今後も楽しみながら見てくれる全ての人に笑顔の花を咲かせたい。(望)