高血圧と糖尿病
2025年08月01日
暑い、あ~暑い、とにかく暑い。だが、汗をかいた後で冷たいビールを一杯。乾いた喉を潤し最高にうまい。これを楽しみにしている人は多いと思う。カロリーだのプリン体(尿酸値)だのと、そんな現代知識は知ったことではない▼1年に1度、行われる健康診断。あなたは今の自分がどのような健康状態であるのか知ることができる唯一の機会だ。各社で行われる安全大会でも、健康管理を指導する講習会が多くの企業で見られた。特に取り上げられたのが「高血圧」と「糖尿病」の二つ。この健康診断結果から、特に総合工事業に従事する人は糖尿病のリスクが高いと言われていた▼血液は、心臓のポンプ作用によって全身に送り出される。血圧とは血液の流れによって血管の内壁にかかる圧力をいう。心臓に溜まった血液は心臓が収縮すると勢いよく血管へ送り出されるが、この時の血圧を最高血圧と呼び、全身から戻ってきた血液で心臓が拡張した時の血圧を最低血圧と呼ぶ。高血圧は重傷化すると脳血管疾患(脳梗塞・脳卒中)、虚血性心疾患などの病気を引き起こす危険性が高まる▼食事をすると、血糖値が上昇し膵臓からインシュリンが分泌され血糖値を下げることで、血中のブドウ糖濃度を一定に保っている。このインシュリンの働きが悪くなり、量が不足すると血糖値が上昇して高血糖から糖尿病になる。糖尿病は、悪化すると失明、壊疽を起こし手足の切断を余儀なくされる、進行すると慢性腎不全になり人工透析が必要になる▼両者を改善するには、適度な運動を取り入れる、1日の塩分は男性7・5㌘以下、女性6・5㌘以下の摂取、たばこを吸わない、お酒は適量にする、休養や睡眠をしっかり取る、バランスの取れた食事―など呼び掛けている▼肥満には注意しよう!(勇)