大分建設新聞

四方山

方言

2025年07月07日
 竹田市菅生の道の駅では、今年もたくさんの甘~い「トーキビ」が最盛期を迎えつつ売られている。「トーキビ」は方言で正確には「とうもろこし」という。「トーキビ」は北海道の方言らしい▼以前、鹿児島県内の山村にある温泉で、湯舟に浸かりながら地元高齢者の人と会話した事がある。はっきり言って、もぞもぞと方言で話すものだから何をいっているのか理解できない状態だった。さすがに今の若い人は、昔からの方言をあまり使う人はいないらしい。全国には「方言」というものがある。県外の人をもてなす時は、できるだけ標準語を活用したい▼テレビでインタビューされている地元の人が、たまに方言でしゃべっているが笑ってしまう。地元の放送ならまだしも、全国のニュースで流れた時は、他県の人はどう感じているだろう。大分県にも地元独特の方言が発達しているが「よがんじょる」と行っても「曲がっている」と話さなければ、全国の人は何をいっているのか分からない▼大分の方言を幾つか上げてみると、「あちい」→暑い・熱い・厚い、「いいあんべえ」→ちょうどいい、「いっすんずり」→車が渋滞状態、「うそんじょう」→嘘ばっかり、「ばかんじょう」→ばかばっかり、「うもーねぇ」→まずい、「おーちゃきー」→横着な、「おりきらん」→ここに居る事ができない、「きさねえ」→汚い、「しかぶる」→おしっこを漏らす、「こんこ」→たくあんなどの漬物、「こんめぇ」→小さい、「しらしんけん」→一生懸命、「じりい」→ぬかるんでいる状態、「どんこんならん」→どうしようもない―など▼外におりきらん。あちいーじ、どんこんならん。しらしんけんはたらいち、シャツはきねぇなっちきさねぇ。ちっとよこうち仕事しなんな。水飲んじ、塩をねぶんなぁ。(勇)
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