大分建設新聞

四方山

5月病

2025年05月12日
 今年のゴールデンウイークは、暦の関係で長期休暇とならなかった人が多かったのではなかろうか。それでも後半は天気に恵まれ、私の場合は例年のノルマにしている台所の換気扇と窓掃除を行った。残念ながら風呂の換気扇と1階の窓は、これからの課題となっている▼ところで、皆さんは連休明けの仕事は無事再開できているでしょうか。私の場合は休みに入る前に連休明けにやるべきことをメモ書きにして、休み疲れでボーっとなった頭でも始動できるようにした▼昔の車は、暖機運転というものがあり、エンジンを始動していきなり走るとエンストするためエンジンが温まるまで待つということだ。人間も同じで、スポーツ選手に限らず運動する前はウオーミングアップをしないと、けがにつながることは言わずもがなだ▼このような身体活動だけでなく精神活動、すなわち仕事や勉学などにも同じことが言えるのだ。新社会人や新入生は4月から1カ月たってようやく慣れてきたころ連休があり、慣れたつもりで連休明けにいきなり活動を始めると心がエンストしてしまう。これが5月病と言われるものだ▼人間は脳が疲れないために、日ごろの活動は手足に任せて脳はほとんど考えていない。実際にどのように顔を洗うか、ご飯を食べるときに左手で茶碗を持ち右手で箸を持ってどのようにしてご飯を口に運ぶかなど、いちいち考えている人はいないと思う。このように人間は自動思考で決まったことを決まったようにすることで、脳が疲れないようになっているのだ▼仕事や勉学も同じで、4月にようやく自動思考活動ができ始めたころに、連休で遊びなど違うことをすると気が付かないうちに脳が疲れているのだ。休日もできるだけ起床時間などの規則正しい生活で、脳が疲れないようにしたいものだ。(筋)
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