九州のワンハンドグルメ
2025年03月13日
先日、2年間かけて巡っていた「九州道の駅の旅」が終わりを迎え、無事に沖縄と離島を除く、九州の道の駅139箇所を制覇することができた。各駅のスタンプを押した「公式道の駅スタンプブック」を郵送し、道の駅連絡会から認定証も発行してもらった▼そんな私たち夫婦が旅先で楽しみにしていたのが、ご当地B級グルメだ。道の駅併設のレストランで地元食材に舌鼓を打つのも良いのだが、それよりもフードコートなどで購入できる「ワンハンドグルメ」の方が、手軽でおいしい物が多かった。いくつか紹介したい▼一つ目は熊本県にある道の駅旭志の「旭志牛メンチカツ」だ。月に1万個売れる人気商品で、物産館にあるお肉屋さんで販売している。注文すると館内を散策している間に揚げてくれるので、アツアツを受け取れる。肉の旨味がぎゅっと詰まったメンチカツの味は、語る必要がない▼二つ目は道の駅ではないが、東九州自動車道の宮崎県川南PAにある「日南鶏ごぼうコロッケ」だ。甘辛く炊かれた鶏ごぼうとマッシュポテトが絶妙にマッチして、肉じゃがのような味わいだったのが印象に残っている▼三つ目は長崎県松浦市の道の駅鷹ら島で食べた「アジフライ」。同市は「アジフライの聖地」を宣言しており、獲れたて、またはワンフローズンでのみ商品を提供している。外ザクザク、中フワフワの肉厚アジフライは臭みもなく、ソースなしでも十分おいしい▼四つ目は佐賀県の道の駅しろいしで販売している、旦那お気に入りの「佐賀牛入りタマネギコロッケ」だ。トロトロのタマネギの甘さが他にない商品で、大きさの割に200円という価格も魅力の一つ▼ここまで読んでいただいてお分かりかとは思うが、この旅のせいで夫婦がたっぷりと太ったことは、言うまでもない。(万)