通勤時間
2025年03月07日
先ごろ担当地区替えがあり、地元の県南を担当することになった。これによって通勤時間はゼロに。往復の通勤時間2時間20分(退勤時は高速道路を使用した場合)からゼロというのは大きな差だ。これまで通り豊肥地区の取材も担当するが、どこに行っても「直帰」である▼通勤時間の全国調査によると、平均時間は39・5分、最も長いのは神奈川県で52・5分、最も短いのは大分県で28・5分(2016年・総務省統計局「社会生活基本調査」)。通勤時間の長さは地域によって異なることが知られている。調査対象によって時間に違いはあるものの、東京圏(神奈川、千葉、埼玉、東京)が最も長く、次に大阪圏(奈良、兵庫、大阪、京都)、名古屋圏が続く傾向にあるようだ。つまり郊外から通勤している人が多いからで、朝のラッシュ時の電車の混みようや道路渋滞は経験してみないと分からない▼コロナ禍により都市圏の企業ではリモートワークも拡大。保険会社の調査によると、通勤時間の減少によって生活の質が向上したと感じる人が多いそうだ。そして、幸福度が高まると生産性が高まる可能性があることもさまざまな研究で明らかになってきている▼またも私事で恐縮だが、都市圏からのUターン組で、当初は地元で職を探したが、以前のスキルを生かせる場がない。しかし、大分市にあった。まさか1時間以上もかけて毎日通勤することになるとは思いもしなかったが。それも時とともに慣れた頃、県南地区への担当替えである。地元ではあるが、長い年月離れていたので土地勘が働かないのが現状だ▼今は「ふりだし」に戻ったつもりである。期待される「生産性の向上」にも応えなければならないだろう▼初心に帰ったつもりで取り組みますので、県南の皆さま、よろしくお願いします。(コデ)