卒業
2025年02月21日
3月に入ると卒業シーズンの到来。学校生活の思い出を胸に、希望に満ちた旅立ちの春を迎える。県内の公立高校の卒業式は一週間後の3月1日が多い。そのころ弊紙では、県内の建設業に就職する高校生を応援する特集を予定しているので、お楽しみに▼昨年、閉校が決まった竹田市立菅生小学校の記念式典が今月24日に催される。同小の清掃活動「ゴミ0大作戦」は1981年に始まり44回目を数えたが、全校児童が4人に。それでも活動当日は建設業、地元住人など約100人が参加。それだけ多くの卒業生を送り出し、地元に愛された学校だったのだろう▼少子化により児童数が減り、やがて廃校に至るケースは増えている。2021年の文部科学省の調査によると、全国の小中学校で02~20年度に廃校になったのは8580校。大分県は212校で、全国15位と多い。使わなくなった校舎を利活用するプロジェクトも活発だが、臼杵市の旧野津高校跡地の民間事業者がわずか半年で経営破綻した事案が記憶に新しい▼廃校した校舎は、地域の放課後児童クラブや体験交流施設、工場・オフィスなどとして活用されている。珍しいのは高知県室戸市で廃校水族館なども。建物や立地を上手く活用すれば、地方創生のきっかけにもなる。思い出の詰まった学校を再利用し、人々が集う場所をつくることは、有意義な取り組みだ▼卒業するのは児童、生徒だけではない。最近は、女性アイドルグループからの脱退を卒業と称したり、ビジネスパーソンの間でも、転職で会社を辞める際、退職ではなく卒業と言い換える人が増えている▼たばこやお酒などからの卒業、高齢者は自動車の運転免許を卒業する人も少なくない。私の場合、60歳で自動車学校と高技専まで卒業したが、たばことお酒は留年である。(コデ)