大分建設新聞

四方山

忘れ物

2025年02月17日
 記者の七つ道具のカメラを忘れてしまった。取材後、録音機などと共にカバンの中に入れたはずが帰社後、見当たらない。もしや車の中に忘れているかもと思い車内を隅々まで探したが見つからなかった。方々探した挙句に取材先に問い合わせたら「忘れていましたよ」とのこと。早速、受取りに行き事なきを得たが今までの取材が水の泡になると思うと慌ててしまった▼人間の行動の9割以上は無意識に行われており、脳の指令で行動するのはごく一部といわれている。考えてみると脳がご飯を食べると指令した後は、体はごく自然に箸を持ち食べものを口に入れ、かみ砕き飲み込む。脳はご飯を食べる、おかずを食べるなどの指令を出すだけで、その後、箸をどのように持ちご飯やおかずを運び、その際茶碗や皿を持つのか持たないのかなどの動作は、考えることなく自然に行っている▼このように脳は、体ができることは体に任せてできるだけ疲れないようにしているのだ。これを心理学用語でヒューリスティックというのだが、日常のことは無意識に体が行っているため脳はいちいち覚えていない。脳は覚えていないけど体が多分やってくれているだろうと思い込んでいる▼今回のカメラ忘れ事件も、取材が終わったら七つ道具をカバンにしまうという一連の動作が、ヒューリスティックになっているので忘れたことに全く気が付かなかったのだ▼スポーツ選手などは頭で考えるより、繰り返し練習する中で体で覚えるといわれているが、実際100分の1秒を争う世界では脳が考えている暇はないことは誰でも理解できることだ▼そんなことよりも問題は私の忘れ物だ。小1の時、空のランドセルを背負って学校に行き泣きながら教科書を取りに帰ったことがある。それ以来忘れ物は私のトラウマになった。(筋)
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