大分建設新聞

四方山

地域おこし

2025年02月10日
 今回は、会社周辺を散策。会社の前を走る県道沿いを散歩してみよう。一般に米良バイパスといわれる県道は、正式名を案外知らない人が多く、県道56号中判田下郡線という。起点は大字片島の旧料金所跡から終点は下郡の県道21号大分臼杵線加納交差点までの延長3578㍍である▼県道沿線には、下郡あおぞら公園がある。約2・5㌶の広い公園でグラウンドや芝生広場、トイレ、遊具、駐車場などが整備され2022年にオープンした。憩いの場として、多くの住民に利用されている。また、県道下郡茶えん橋西―加納交差点までの500㍍間は歩道に並行して七分川が流れており、02年に下郡小学校の当時5・6年生がソメイヨシノ50本を植樹した。毎年、春になるとサクラ並木が美しい▼一般に知られてないが、七分川の右岸、下郡南5丁目で1988年にマンション建設に伴って発掘調査が行われ、全国で初めて弥生時代にブタを飼っていたことを示すブタの骨が出土している。2000年前の当時、周辺地域は標高5~6㍍程の自然堤防上に大規模な集落があったらしく、周辺は、いまも建設に伴った発掘調査で弥生時代~近世までの遺跡が見つかっている▼下郡の地名由来とされる「霜凝(しもごおり)神社」。境内には摂社と呼ばれる本殿と別に「鵜戸神宮別宮」神社があり「鵜葺草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)」を大神に、昭和14年、大分海軍航空隊が津留校区に開隊した折りに奉安された。昭和20年8月15日、第5航空艦隊司令長官である宇垣纏中将が座乗の下、第701航空隊艦爆隊長の中津留達雄海軍大尉以下、22人が艦上爆撃機「彗星」に搭乗し特攻出撃した。出撃前、最後の祈りを捧げたのが御社であるという▼身近な地域を歩いて散策すると、思いがけない発見がある。これも地域おこし、かな。(勇)
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