大分建設新聞

四方山

上下水道

2025年02月03日
 埼玉県八潮市で起きた下水管破損による道路陥没事故は、トラック1台と運転手を飲み込み陥没した穴は最大幅40㍍となった。地下にはガス管もありガス漏れの危険があることから、半径200㍍以内の住民に避難を呼び掛けるなど影響が広がっている▼ニュースでは、制服姿の消防隊員と共にクレーンなどの大型重機が動いているのが見えた。こういった事故や災害が起きるとニュースではあまり語られないが、建設業の方々が危険を顧みず現場で苦労されているのには頭が下がる。おそらく、いまだに止まらない水対策や掘削して斜路を造る救出方法などの技術的な提案も行っているのだろう▼これに限らず道路や鉄道なども災害や事故などで不通になると、社会生活に大きな影響が出る。北海道豊浜トンネル崩落事故では20人が、中央自動車道の笹子トンネル天井板落下では9人が犠牲となった▼大分県のトンネルは約570本で、うち県管理が260本、延長72㌔と全国一であり、橋梁も県が管理するものだけで2567橋、延長91㌔となっている。これらは新しく道路ができるたびに増えている。上下水道やトンネル・橋梁などの社会資本は、一度つくると適切な維持管理をしないと今回のような事故が起こったら住民の生活に大きな影響が出る。県はトンネルと橋梁の長寿命化計画をつくり、予算が限られる中で計画的に点検補修を行っているが、日田の三郎丸橋の例もあるので油断はできない▼埼玉県はあれほど大きな陥没ができるのは想定外だったのだろうか。上下水道は、戦後の高度成長期に多くが整備され40年以上経過しているため更新時期を迎えている。管路の老朽化に更新が追いついていないとも聞くが、自然災害を除いて老朽化が原因で水道が止まらないようにしていただきたいものだ。(筋)
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