大分建設新聞

四方山

花粉症と木造建築

2025年01月27日
 スギ、ヒノキなどの花粉がいよいよ飛び始める。県のスギ花粉の飛散開始は2月上旬ごろと予想されている。今年の花粉量は過去10年で最多とか、例年並みという情報も▼花粉症で自動車を運転する人は、くしゃみに注意。運転中のくしゃみは目をつぶるので、その一瞬が事故のもとなのだ。症状が出たらスピードを落とす、車間距離を長く取る、あるいは車を停めること。車内に花粉が侵入することもあるので、シートを拭く、エアコンは外気を取り込まない内気循環が基本、エアコンのフィルターは定期的に交換するなどの対策を。薬の服用は眠くなる場合があるので注意を▼花粉症を含むアレルギー性鼻炎に係る国民の医療費は保険診療で約3600億円(2019年時点)と推計。政府は23年5月、重い腰を上げ、花粉症対策の道筋をまとめた。発生源対策として、スギ人工林を今後10年で約2割削減する。ほかに、スギ人工林の伐採・植え替えなどの加速化、花粉の少ない苗木の生産拡大、林業の生産性向上、スギ材需要の喚起などに取り組むとしている▼24年4月施行の改正建築基準法では、増改築で他の部分と防火壁などで有効に区画された建築物や、その部分であれば、より自由な木造設計が可能に。3000平方㍍超の大規模建築物を新築する際も全体または部分的な木造化、低層部の木造化など、木材利用の可能性が拡大している。県内でも公共施設などに木造建築物が増えている▼スギは木材の中でも軽量で加工しやすいのが特長。自宅に6本あるスギもいよいよ伐採業者の選定に動く。切り株はツリーハウスの土台に活用する計画だ。材料は消費拡大の一助に市販のスギ材を使おう。気候が良くなれば、野鳥のさえずり、せせらぎを楽しめる場所になる。いつになるかは私にも分からないが。(コデ)
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