内陸部の縦軸道路構想
2025年01月20日
中九州横断道路は、大分市と熊本市を結ぶ延長約120㌔の高規格道路で、1994年12月に計画路線に指定された。一昨日の19日、熊本県大津町で国道57号大津道路(菊池郡大津町高尾野―杉水まで延長4・8㌔)の中心杭打ち式が行われ、これから本格的な測量に着手することになった▼昨年12月の令和6年度補正予算では、竹田阿蘇道路(延長22・5㌔)に14・1億円(大分13・1億円、熊本1億円)、滝室坂道路(延長6・3㌔)に31・5億円、大津道路0・8億円、大津熊本道路の大津西―合志間(延長4・7㌔)に2億円、合志―熊本間(延長9・1㌔)に19・97億円が付いた▼2018年3月24日、豊後大野市役所で主要地方道緒方―高千穂線国道昇格期成会の総会が開かれた。同期成会は当時の衛藤征士郎会長を中心に16年1月に結成した団体で、大分、宮崎両県選出の国、県議、豊後大野市、高千穂町、市町議、国土交通省、大分県らで構成している▼熊本県の九州縦貫自動車道嘉島JCTから宮崎県延岡市を結ぶ九州中央自動車道(延長95㌔)では、高千穂―雲海橋間(延長3・3㌔)が21年度に事業化され、高千穂ICを含む道路整備が進行中である。同期成会の目的は、県道緒方―高千穂線(延長54・6㌔)を国道に昇格させて中九州横断道路大野ICと、九州中央自動車道高千穂IC(事業中)を南北に結ぼうとするものであった。いわゆる「九州内陸部の縦軸道路構想」である▼その後、同期成会の声は聞かれない。大分を中心に九州内陸部を見ると確かに縦軸の高規格道路は皆無である。横軸の高規格道路が見えてきた今こそ、次は縦軸の道路構想に大きな声を上げてはどうだろうか。東九州新幹線、豊予海峡ルートのほか、九州内陸部の縦軸道路の整備構想を入れてほしいのである。(勇)