害獣被害対策
2025年01月14日
昨年末、うちの飼いネコが前脚をけがして帰ってきた。外出するクセがあり、2日帰らないので心配していたら、その始末である。原因は交通事故などが考えられるが、もしかしたら害獣駆除のためのくくりわなに掛かったのではないか。ネコが掛かっているのを見た人が外してくれたのかも知れない▼動物病院に連れて行き治療してもらい、一月経った現在はかなり良くなりホッとしている。放し飼いは飼い主の無責任と言われるように、やはりネコは完全室内飼いに限る▼害獣はうちの庭にも出る。防獣ネットを張ったり、猟師さんに箱わなをセットしてもらったことも。この正月休みは金網製の防獣フェンスを張り巡らせるのに2日間もかかった。その効果やいかに▼県内の害獣被害状況を見ると、年々減少傾向にあるが、イノシシとシカの捕獲頭数を県別に調べた統計によると、北海道(約10・6万頭)に次いで本県(7・4万頭)が第2位だ(環境省調べ。2018年)。県内の振興局別の統計では、豊肥地区の被害状況が非常に高い。23年度は総合的な予防対策に取り組んだことにより、県全体の鳥獣による農林水産物被害額は前年度比900万円減となる約1億4100万円となった▼被害防止対策としては、集落で耕作放棄地などの一斉点検や防護柵の整備、効果的な捕獲の推進のほか、近年減っているハンターの確保・育成のためのセミナー開催や獣肉利活用のための県産ジビエの普及推進など▼前述のようにイノシシ、シカの捕獲頭数は全国2位なのに対し、ジビエの流通量は約49㌧で全国10位となっているのだ。さらなるジビエの利活用に向けた消費拡大が求められている。学校給食にもシカ肉のミートスパゲティやイノシシ肉のカレーなどが提供されている。そんな消費拡大に協力したい。(コデ)