大分建設新聞

四方山

クリスマス

2024年12月25日
 素晴らしいクリスマスは過ごせましたか。サンタさんのお勤め、ご苦労さまでした。わが家は子どもが大きくなり、ツリーも飾ることなく、ケーキを食べるだけのイベントになってしまった▼クリスマスの夜は、本物のサンタも大活躍をしていた。情報化社会の今、サンタの動きはネットで分かるのである。サンタを追跡している機関があり、有名なものはアメリカとカナダの空を守る北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のサイトだ▼24日午後11時のサンタは、日本の札幌上空を飛行しており、すでに世界で約10億個のプレゼントを配達済。1秒あたり数万個のプレゼントを配っている。なお、札幌の後は東京、名古屋、下関でプレゼントを配ってから長崎へ行き、沖縄に向かった▼もちろん、飛行途中に近隣県へもプレゼントは配ったはず。世界中の子どもたちへプレゼントを配るサンタは、紛争が絶えず、罪もない子どもたちが死んでいく世界を見て何を思うのだろうか。子どもたちへは、「平和」という一番のプレゼントはなかなか届かない▼クリスマスが終わると、今年もあとわずか。今年の漢字は「金」だった。オリンピックで日本勢が活躍した「きん・メダル」のほか、止まらない物価高騰を反映した「かね」、「かね」目当ての闇バイトの横行という意味もあるらしい。煙突がある家が少ない日本では、サンタは窓から入ると思う。闇バイトによる押し込み強盗と間違えられなかっただろうか▼来年の干支はヘビだ。ヘビは金運と結び付けられている。私も皆さんも来年は「金」にまつわる良い出来事があるようにと祈りたいが、今の世界情勢と日本経済を考えてしまうと不安である▼今年は能登半島地震で一年の幕が開けた。来年こそは、穏やかな気持ちで何事もなく年末年始を迎えたい。(せい)
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