大分建設新聞

四方山

日の出・日の入り

2024年12月23日
 今年も21日の冬至を過ぎ、年の瀬を迎える。冬至は1年で日照時間が最も短くなるが、日の出が遅くなって日の入りが早くなるのではない。それにしても暗くなるのが早くなった▼夏と冬の時刻を比べると、ずいぶん開きがある。今年の日の出が最も早かった日と、日の入りが遅かった日と、本日12月24日―県南に住む私の生活を見てみよう▼まず、日の出時刻(以下、国立天文台の発表)。6月5日は午前5時4分、明るい光を感じながらの目覚めで、一日を爽やかに迎えることができる。本日は午前7時14分、起床すると外は真っ暗、朝を感じることなく身支度し、薄暗いなか出勤。明るくなるまで出発を遅くすることも▼次に、日の入り時刻。6月24日は午後7時27分、自宅に到着しても明るいので、植木に水でもやろうかなどと思ったり。本日は午後5時12分、終業前に真っ暗である。帰宅するのも億劫だ▼このように、冬になると気分が重くなったりしないだろうか。この季節になると精神的に落ち込む「冬季うつ」という病気がある(季節性感情障害とも)。病気にまでならなくても、朝布団からなかなか出られない。睡眠時間が長くなるという人は少なくない。原因は脳内物質のセロトニンの分泌量が減ることによる体内時計の乱れ。対処法としては、積極的に光を浴びる、規則正しい生活をするなど。春が近付き日照時間が長くなると症状は自然に治るそうだ。太陽のありがたみを感じられるだろう▼もうすぐ1年が終わり、新年を迎える。県の初日の出は午前7時17分と発表されている。九州最東端になる佐伯市の鶴御埼灯台では、海抜約200㍍の絶壁から九州一早く日の出を見ることができる。読者の皆さんは、どこで誰と御来光を拝みますか。皆さまにとってよい年となりますように。(コデ)
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