大分建設新聞

四方山

伝統的酒造り

2024年12月11日
 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の政府間委員会は、南米のパラグアイで開かれた同委員会で4日(日本時間の5日)、日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録することを決めた。国内ではこれまで無形文化遺産に「能楽」や「歌舞伎」、2013年には「和食」などが登録されており、今回で23件目。酒好きとしては心から喜びたい▼日本の「伝統的酒造り」は、米や麦、芋などを蒸し、こうじ菌を用いてもろみを発酵させたり、蒸留するなど、酒づくりの製法が各地の気候や風土と深く結びつきながら伝承されてきた▼しかし長年、伝統的な酒の国内消費量は落ち続けているらしい。そうなると、酒造会社を飲み支える活動が必要になる。県内各市では酒造巡りのバスツアーやはしご酒ツアーなどが行われているので、一度参加してみるのもよい▼ついでに、伝統的な酒造りだけでなく、全国各地で盛んになりつつあるクラフトビールやワイン、ウイスキー造りに精魂込める若い技術者たちも応援したい。先日、佐伯市初のクラフトビール工房で一杯やってきたが、久住高原で培った若いオーナーの真摯な姿勢が感じられた▼誰でも簡単にチャレンジできるのが梅酒造り。ホワイトリカーに洗ったウメと氷砂糖を入れて冷暗所に安置するだけ。保存期間30年という古酒をいただいたことがあるが、ブランデーのように色づき、まろやかで深い味わいに感動した。果実酒はウメ以外にもヤマモモ、ミカン、イチゴなど、応用が利くのが楽しい。どぶろく造りにも挑戦してみたいが、酒税法的に製造免許が必要なので注意したい▼いずれにしても、伝統的な酒造りの酒は「何でも来い」の私は、ユネスコの太鼓判を錦の御旗に、今宵も無形文化遺産を味わうことになるだろう。(コデ)
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