大分建設新聞

四方山

事故のない師走に

2024年12月02日
 11月28日に、由布岳や阿蘇の高岳で初冠雪となった。でも、つい1カ月ほど前は夏日だったのに出会う人から「急に寒くなった」と聞く。今年も、いよいよ師走に入ったが、紅葉はこれからの場所も。毎年、12月の師走になると一年は早く感じるが、忘年会もこれから本番だ▼大分気象台によれば「寒候年」というものがあるらしい。寒候年は、前年の8月から当年の7月までを1年間と見るそうだが、冬季の季節現象の統計に使用する。例えば「2025寒候年」とは、24年8月~25年7月の1年間をいう。ちなみに、24年寒候年では、初霜=12月4日、初氷=12月22日、初雪=12月17日(以上、大分市長浜で観測した記録による)、初冠雪=11月18日である(由布岳)。25年寒候年では、由布岳で11月28日に観測されたので昨年より10日遅い初冠雪となった▼11月30日から、水陸両用のホーバークラフト旅客運行が、約15年ぶりにスタートした。まずは先行して、別府湾の遊覧から。大分空港と大分市を結ぶ定期航路は、今月中にもスタートさせるという。その船名の由来は、江戸時代の教育者で有名な国東市の三浦梅園、日出町の帆足万里、日田市の広瀬淡窓からとってBaien・Banri・Tansoの3隻が就航。ホーバーは現在、世界中でイギリスに2隻だけらしい。3隻あるのは日本のここ大分だけだという▼週末に、湯布院に出掛けたが、相変わらず多くの観光客でにぎわっていた。駅前通り周辺は、しゃれた冬着姿の人が多かったが、車の運転も信号機のない交差点や横断歩道近くでは、わき目も振らず特に注意して運転した▼道路の両サイドに横断歩道を渡ろうとする3人組を発見。車を止めて「お先にどうぞ」と声を掛けると、車の前で深々と私にお礼▼事故のない師走でありますように。(勇)
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