大分建設新聞

四方山

タブレット端末

2024年10月15日
 高校生の必需品となったタブレット端末。さまざまな学習、学校からの連絡ツールとして、県立高校1年生の息子も使っている。この端末代を保護者負担にする自治体が増えているというニュースを目にした▼息子の場合、学校から貸与か自身で持ち込むかを選択でき、わが家は貸与を選択。決して安くはない端末を自己負担で購入することに難色を示す保護者も多い。ニュースサイトのコメントでも、賛否が分かれている▼読者の方もそうだと思うが、高校へ入学するまでに夏と冬の制服、体操服、教科書など多くのお金が飛んでいった。これは小中への入学も一緒だが。子どものためだから仕方ないが、小中、または中高校へ同時に入学するお子さんをお持ちの親御さんは大変だと思う▼わが校では、修学旅行の積み立てが始まった。たしか、旅行代金は11~12万円。コロナ禍にあった息子の小学校の修学旅行は、別府の地獄めぐりと城島高原パークの日帰りだった。息子だけでなく、日本中の子どもたちが、この時期は思うように活動できなかった。だからこそ、小学校の分まで、修学旅行を楽しんでほしい▼修学旅行といえば、私の小学生の時は地元の3校合同で熊本へ行った。最終日は遊園地の「グリーンランド」。入園ゲートを通って広場で集まろうとした時、事件は起こった。他校の児童が見も知らずの外国人旅行者に、いきなり「カンチョー」をしたのだ。とんだ異文化交流である。外国人の悲鳴が園内に響いたのは言うまでもないが、今でも小学校時代の友達に会うと、この話で盛り上がる▼昔と今は、学習環境をはじめ、生活環境、社会情勢などが大きく違う。しかし、子どもたちは今の時代を生きている。もっと、住みやすく、希望が持てる日本に、これからなるのだろうか心配である。(せい)
取材依頼はこちら
フォトkンテスト
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP