大分建設新聞

四方山

独身オヤジの炊飯術

2024年10月09日
 新米のおいしい季節だ。品不足、価格高騰が懸念されるが、やはり新米には期待が膨らむ。自分の口にも入ることを願う独身オヤジは多いだろう。そこで、毎日お弁当を自作する独身オヤジのために、私流ご飯の炊き方を公開したい。手を濡らさないので、この冬の炊飯が楽になるはず。ただし、深めの鍋を使い、お米の量は1合程度が条件▼まず、お米の研ぎ方―冬場の冷たい水を嫌う人は多い。今はヘラのような道具を使う人も。さて、お米と水を適量注いだら、鍋を円を描くように軽く回そう。お米を渦が巻くようにクルクル回す要領だ。こうするだけで米粒同士が擦り合わさってぬかが落ちるのである。水を入れ替えて同じことを4~5回繰り返せばよい▼この方法に気付いたのは今春だったので、早く冬が来ないか楽しみだ。女性でもネイルをしたり手荒れのある人に勧めたい。念のため、これを書く前にインターネットで検索してみたら、同じ方法で研いでいるブロガーを発見したが、断じてマネではないことを強調しておく▼次に炊き方―「赤子泣いても蓋取るな」といわれるが、私に言わせると、ある程度炊けたら蓋を取って水分の状態をよく見るべし。水があらかたなくなっていたら火を弱め、カニ穴ができていればほぼ完成。あとは数分蒸らす。この方法で大きな失敗はない。8分もあれば普通に炊きあがる▼ところで、おにぎりが海外で人気だとか。さまざまな具材があり健康的で、しかも片手で食べられるのが理由。ただ、独身オヤジとしては朝からご飯を握るのは避けたい。おにぎりは誰かに握ってもらうのが味のうちだ。その点、弁当は炊けたご飯とあり合わせのオカズを詰めるだけなので簡単だし時短になる▼たわわに実った稲穂が、頭を垂れる田んぼを眺めながら味わってみたい。(コデ)
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