大分建設新聞

四方山

医者暮らし

2024年10月04日
 先日、人間ドックを受けた。幸い検査結果はどこも異常なしで現在の投薬を継続せよとなった。今回の胃検診は胃カメラにより行ったが結構大変だった▼胃カメラは3回目だが、初めての時は大腸カメラで受診するときで、医療機関から「眠っている間にできるので、ついでに胃カメラも如何ですか」と言われて受診したが、麻酔が覚めたときは順調に完了していた。2回目は局所麻酔でドロッとした麻酔薬を口に含まされ、5分間飲み込んではいけないのがきつかったが、目の前にモニターがあり、自分の食道から胃までの内部が見られたことに結構感動し、検査の苦しさを忘れられた▼今回も局所麻酔で事は順調に運び、カメラを飲み込んだのは良かったが、検査をしている医者が「検査に必要な注射を忘れたんじゃないの」と看護師に問うている。看護師は「70歳以上には注射しないことになっている」と回答。医者は「何、そんなことになっているのか、じゃあこれどうしようかな」と言いながら胃カメラを操作している。聞いている私は「何がどうなってんの」と聞きたいが、何しろカメラを突っ込まれているので声も出せない。ただ、よだれと涙をダラダラ流しながら不安な時間を過ごした。検査の後、内部の写真を見せながら異常な箇所は見つからなかったと説明を受けた。検査中のことを考えると眉唾ものだが「そうですか」と言うしかなかった▼今度は大腸カメラ検診を受けようと思う。理由は下剤をかけられておなかを空っぽにでき、究極のダイエットになるからだ。決して病気の早期発見のためではない。日頃から長生きしたくないと思っているのに、高い金を払ってまで医者に行くのは何故なのだろうか▼自問自答してみたが答えは見つからない。ともかく死ぬまでは生きているだろう。(筋)
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