大分建設新聞

四方山

酪農家を助けよう!

2024年08月23日
 車で道路を走っていると、牛や豚を乗せたトラックを見る。どこへ運ばれているのかは不明だが、荷台の隙間からのぞかせている姿は大変かわいい。毎日の食卓に欠かすことができない牛肉や豚肉は、この命をいただいていると思うと、「大切に食べる」「美味しく食べる」こと。いつも「ありがとう」の感謝を忘れずに▼「骨を太く」する。普段から体づくりに欠かせない牛乳。その生産者である酪農家の減少が止まらないという。コロナ禍でやむを得ず減産した上、高齢化で担い手不足、そして餌の高騰が経営難に追い打ちをかけている。2023年、酪農家の戸数は全国で1万2600戸。00年の3分の1近くまで減ったようだ。特に北海道では、ほぼ半減しているらしい▼北海道の状況を「牛乳ショック」と表現している一部報道も見られる。搾りたての生乳を廃棄している状況という。14年、バター不足で国は補助金を付けて大規模化を促したことで、酪農家は、大型投資を進め増産体制に転じた。しかし、20年から新型コロナの影響で学校給食が減り外食需要が落ち込んだために、一転して供給過剰となった。農水省の施策は失敗だ▼「牛乳を飲んで酪農家を応援しよう!」。九重町では、牛乳消費拡大キャンペーンを実施中だ。酪農家を助けるためには、何よりも牛乳の消費拡大が支援となる。牛乳には、カルシウムが豊富に含まれミネラルバランスも良く、良質なタンパク質も摂取できる。毎日飲むことによって骨の健康を保ち、生活習慣病のリスクを下げてくれるとともに、睡眠の改善にも効果があるという。「骨を太く」するカルシウムを補うためにも、1日コップ1杯の牛乳を飲もう!▼「骨太の方針」には牛乳が良い。政治家はたくさん牛乳を飲んで酪農家を助けよう!(勇)
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