大分建設新聞

四方山

コンビニ

2024年08月21日
 日本の小売業ナンバー1のセブン&アイHDへ、カナダの同業大手から買収提案があった。同社は、コンビニ最大手セブン―イレブンの親会社である。買収提案額は少なくとも5兆円を超えるとされ、セブン―イレブンが外資系になるのか注目されている▼県内には、コンビニが何店舗あるかご存じだろうか。あるサイトで調べてみると、2024年3月末現在で517店と全国32位。なお、1位は東京都の7617店。県内のコンビニブランドではセブン―イレブンが186店、ローソンが198店、ファミリーマートが117店、デイリーヤマザキが12店、ミニストップが4店となる。ちなみに全国での店舗数ランキングでは、大分県はセブンが30位、ローソンが22位、ファミマが37位だ▼以前はたくさんのブランド店があったコンビニだが、現在は代表となる3社が占めている。私は大学時代に緑マークのコンビニ「スパー」でアルバイトをしていた。「スパー」を覚えている人はいるだろうか。また、よく通っていた店内調理が売りのエブリワンも忘れられない。ほかにも「RIC」「COCOストア」などもあった▼セブンは特定の地域に集中して出店することで、地域内の優位性を確保するドミナント戦略で大きくなった。これは既存店がある地域などに、さらに出店することで1店舗当たりの売り上げは落ちるが、店舗が増えることでシェアが広がり、地域の売り上げで考えると、相対的に多くなるという戦略である。ピンク色店舗の多いコスモス薬品も、この戦略で大きくなっている▼最後は、どのコンビニが好きかという話になるだろう。私は断然ファミマ。パンに関しては、どのコンビニよりもおいしいと思う。だが、品揃えなど総合的にはセブンが一番。だから買収提案については目が離せない。(せい)
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