大分建設新聞

四方山

お盆も終わり…

2024年08月16日
 朝、タイマーで出来上がった洗濯物を干そうと洗濯機の蓋を開けると、とんでもない光景が目に飛び込んできた。白いモヤモヤとした糸くずのようなものが洗濯物の上部を覆い、なんとも悲惨な状況になっている。「何だこれは」と手に取ると、どうやら紙が溶けたパルプのようだ。私が洗濯機に入れた物は全てポケット検閲を済ませてあるので、犯人は予約タイマーが作動する前に、追加で洗濯物を入れた人物に違いない。そしてそれに当てはまる人物は旦那しかいない▼「一体どれだ」と洗濯槽内を探すと、検閲した覚えのない緑色のハーフパンツを見つけた。ポケットに手を入れると、コンビニでもらうおしぼりの袋だけが出てきた。つまり、おしぼりが溶けてこうなったわけか。チラリと時計を見ると、旦那が起きる時間まであと10分ある。朝から特大の雷を落とすべく寝室へ向かう▼お盆休みの期間中、実家に帰省してためこんだ洗濯物が、これでは全く片付かない。そもそも嫁にとって、お盆に「休み」はない。お参り先の件数分のお供え品を準備し、仏花の手配や食事会の準備、子どもたちも来るのであれば、アレルギーの事前把握やアイスクリームなどのお菓子の準備も必要だ。いざ来客となれば、ビールを出すための冷蔵庫との往復が始まる。今年もお義母さんと手分けして、肉を焼く係を請け負った。暑い台所で、だ▼そんなドタバタのお盆が終わり、片付けを始めた矢先に洗濯物のこれだ。寝室の扉を開けようとしたとき、ふと先日の安全大会で聞いた「アンガーマネジメント(怒りのコントロール)」を思い出した。深呼吸し、頭を冷やす。さらに5分待ち、旦那の起床時間になってから部屋に乗り込んだ▼学びを生かすことができるかどうかは、自分の心持ち次第。さて、旦那はどうか。(万)
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