大分建設新聞

四方山

飲酒・喫煙

2024年08月05日
 パリオリンピックが佳境だ。日本人選手の活躍を期待する中で、体操女子日本代表の宮田笙子選手(19)が代表行動規範に違反し飲酒・喫煙をしたとして五輪出場を辞退したとの報道があった。そもそも日本を代表するアスリートが自傷行為とも言える喫煙をするなどもってのほかで、代表派遣費用も税金で賄われていることを思えば辞退するのも止む無しとも思う▼今だから話せるけれど、若い頃の喫煙はともかく、飲酒に関しては非常におおらかで、正月のお神酒は物心ついた時から飲まされていたような気がする。今でも覚えているのは中学3年の時、友人4人でクリスマスパーティーをやろうということになり、バターケーキと赤玉ポートワイン2本(アルコール14%、720㍉㍑)を買ってきてどんちゃん騒ぎをしたが、親からは何のお咎めもなかった。大学に入学して新入生歓迎コンパがあり新入生(もちろん未成年)に酒を飲ませて、近くの女子大の寮にストームと称してパンツ一丁で徒党を組んで押し掛けた。女子寮生も心得たものでバケツやホースでわれわれに水をかけて大歓迎してくれた。その後、急性アルコール中毒で死者が出るなどしたため途絶えてしまったが、今では考えられないことを平気でやっていたものだ▼喫煙は、中学生の頃吸って親から叱られて以来、二十歳になるまで吸わなかった。吸い始めたのも当時好きだった女の子から「咥えたばこがステキ」と言われたことがきっかけで馬鹿な男である。それにしても、高校時代の私が住む久大線沿線は不良ばかりだと恐れられていて、男子高校生はみんなたばこを吸うと信じられていた。そのエピソードで「うちの子は高校生にもなってたばこも吸わん、変わった子じゃ」と言っていた親がいたが、子どもが可愛いなら喫煙はだめで。(筋)
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