大分建設新聞

四方山

終活

2024年07月01日
 今月古希を迎えるが、最近ますます老人力が付いてきて足腰が弱くなったと感じる。というのも下手の横好きでゴルフをやっているが、ひと月に3回も行っているのにスコアはドンドン悪くなるばかり。ドライバーは150㍎、アプローチではダフリ・トップ、挙句の果てに3パットでハーフ60を叩く始末だ。それでも歩けるうちは続けたいと思っている▼ところで、死ぬまでの目標として①1年以上使っていないものを廃棄する②今まで行けなかったところに旅する③長年会っていない友人と酌み交わす―の三つを掲げて頑張っているが、これがなかなか難しい▼①の廃棄については、保管していても腐らないものは捨てがたいものがある。例えば鍋や茶碗・皿など一人暮らしなのに20人分ぐらいあるが、祝事などの引き出物として頂いたもので、箱から出してないものを不燃物で捨てるのは忍び難い▼②の旅は、久住山中で温泉にでも浸かりながら星を眺めてボーッとするのも一興だと思い、ネットなどで宿を探したが1室2人の利用前提がほとんどで、おひとり様用の宿泊プランが見つからない、生来出不精な自分には旅を望むこと自体が不遜な考えなのかもしれない▼③の友人と酌み交わすは、昨年から小学校の同級会を目論んでいるが、これがなかなか上手くいかない。私は庄内の片田舎で全校児童が140人程度の小さな小学校で、同級生は男9人女8人で17人しかいない。これだけの人数でも男の2人は生死不明、女性も連絡不能な者がいる。元気なうちに集合できる者だけでも旧交を温めたいと思うが、果たして出来るだろうか▼元々長生きはしたくないと思っているが、古希という節目の歳を迎えて、急に残された時間が少ないことにやっと気付いたことで慌てている。(筋)
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