4大幸せホルモン
2024年05月17日
近年、目覚まし時計なしで早起きできるようになったが、これは加齢のためでもあろうが体内時計が働いているからだろう。調べてみると体内時計は25時間周期で動いていて概日(がいじつ)リズムというが1日は24時間周期だ▼このズレを調整するのが、日光を浴びることで脳内に放出されるセロトニンというホルモン。体内時計を整えるセロトニンにより睡眠・覚醒リズムが整い、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が夜になると増える。そのため、日中に太陽光を浴びてセロトニンをつくっておくことが大切。日中は記者として県内を動き回る私は、太陽を浴びる機会が増えたからか体内時計がよく働くのだ▼またNHKテレビで「ヒトはなぜ歌うのか?」という番組を見た。歌うとき、ビートを推測することにより脳内にドーパミンという報酬系ホルモンが放出され、喜びを感じるらしい。これは「音楽を聴く」ことも当てはまると思われた。50年以上の音楽ファンが言うのだから間違いない▼こうして調べるうちに「4大幸せホルモン」があることを知った。ある種のホルモンが分泌されると幸福感が得られるという。前述のセロトニン、ドーパミンに加え、オキシトシン、エンドルフィンがその4大幸せホルモンである▼話を戻すと3番目のオキシトシンは出産や授乳、子育てなどで放出され「愛情ホルモン」とも。猫との触れ合いでも放出され愛情が深まるのだとか。自宅には2匹いるので倍放出だ。最後のエンドルフィンは痛みやストレスを感じたときに分泌され、有酸素運動時にも出る。ランナーズハイがそうだ。私は週末の山歩きが楽しみだ▼皆さんは4大幸せホルモンのうち、どれだけ放出できているだろうか。心の不調を感じたらホルモンの働きを意識しよう。私はホルモン的には幸せ者だ。(コデ)