毎日暑い日が続くが、外で作業される方は熱中症に十分注意をしてほしい。国連事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代になった」と発言したが、まさにその通りだ▼暑さで疲れも溜まってきたが、そんな疲れを少し忘れさせてくれる出来事があった。先日、大分市の臨海産業道路を走行中、道路沿いで草刈りをしている会社を見た。暑い中、本当に頭が下がる思いだが、掲げられている工事看板には「緑の散髪をしています」とあった。最近、緑を丸坊主にした車販売店が話題になっているが、きれいに散髪された緑を見ると、気分も涼しくなる。ユーモアと思いやりに満ちた工事看板に「ありがとう」と言いたい▼この工事看板を見た後、一度停車して再び車を走らせること数分。車の温度計が41℃になっていることに気づいた。先週、日田市内で40℃だったことがあったが、それを大分市内で超えるとは。実際の気温とは違うだろうが、41℃の表示を見るだけで、気分も滅入ってしまう▼暑さに注意は必要だが、今はゲリラ雷雨にも気を配らなければならない。７月25日のゲリラ雷雨は激しかった。大分市内でも至る所が冠水し、由布市では川の増水で尊い命が失われた。今は便利な雨雲レーダーや降雨予報もあるので、ある程度は事前予測できる。しかし、常にスマホを気にするわけにもいかないだろう。急激な天候の変化には十分注意したい▼沖縄地方では台風接近で、８月２日午前６時現在、21万戸が停電しているという。この台風の進路はまだ定まっておらず、九州地方に来る可能性もある。７月10日の豪雨で被害を受けた地域がさらに被害を受けないか心配である▼高温、豪雨、地震など、今の時代は想定外なことが多々起きる。まずは、台風襲来に備え、今週中に備えを。（せい）