大分建設新聞

四方山

レゾナックドーム

2023年04月26日
 先週末のJリーグ第11節は、ほぼ全ての会場で下位チームが上位を破るという番狂わせが起きた。J2リーグ1位の町田ゼルビアと2位の大分トリニータは、共に甲府と水戸に敗北を喫したため、順位は変わらずという結果になった。現在2連敗。次節に期待がかかる▼トリニータのホーム戦では運営ボランティアに参加するのだが、アウェイ応援団からよく聞く言葉に「素晴らしいスタジアムですね」と言うのがある。実は屋根が閉まる、雨でも濡れずに観戦できるスタジアムと言うのは、リーグ全60クラブ中四つしかない。J2ではレゾナックドーム大分のみ。さきほどの言葉にも納得だ▼レゾナックドーム大分は2001年3月に竣工した、開閉式屋根と陸上トラックを備えた全天候型多目的スタジアム。収容人数は4万人で、サッカー・ラグビーW杯など、国際大会も開かれるワールドクラス基準の施設だ。地上3階、地下2階建てで、直径405㍍の球体の一部が地中から頭を出した様な形をしている▼唯一の不満が交通アクセス面である。近くまでの公共交通はバスのみのため、太鼓などの楽器を担いで移動する応援団にとっては「もう少し駅から近ければ」と思うところ▼アクセス良好と称されるのがギラヴァンツ北九州のホーム、ミクニワールドスタジアム北九州だ。小倉駅から徒歩7分の好立地に加え、海に隣接した施設は解放感も抜群と、訪れた人からは称賛の声が上がる。海が近すぎるためしばしばボールが池ポチャならぬ「海ポチャ」するらしいが「フェンスを建て維持費をかるよりは、ボールをボートで回収に行った方が早い」とのことでフェンスを設けなかったらしい▼とは言え、立派な施設を有するチームでも共にJ2とJ3。スタジアムにふさわしい称号を勝ち取るべく、まずは一勝。(万)
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