大分建設新聞

四方山

火の元に注意

2023年02月22日
 先日の夕方、会社から東の方向に黒い煙が高く上っているのを見た。いつも、風が吹いているか私なりの基準とするため、窓越しに観察している新日鐵など大分臨海工業地帯の煙突から出る噴煙は白いことが多い(水蒸気が多いためか)。煙の色が明らかに違うこと、また、見ない所から立ち上っているのですぐに「火事だ」と分かった▼翌日の地元紙によると、大分市明野で木造の民家が焼けたが幸い住人は無事だったとのこと。2年前、やはり2月の夕方、会社の南方向で中華料理店の火災を見たが、この時は炎が高く上がっていた。これから暖かくなってくると火災が多くなる。ましてや強風で延焼する恐れもあるから火の元には十分、注意してほしい▼「火事場の馬鹿力」と言うことわざがある。火事や地震などの災害時に、普段では考えられないパワーを発揮するというのだ。自宅が火事になった時、重いタンスや金庫を持ち出したり、寝たきりの人が自力で逃げたりすることがあるという。いつもは意識的に発揮できるパワーに制限が設けられているが、緊急の時、その制限が解除されてアドレナリンを瞬時に放出、パワーが発揮されるという。行事の飲み会で(誰かが)私によく「これ食べよ」と差し出してくれる。その時、アドレナリンが放出されて「食欲の馬鹿力」を発揮してしまう▼「火のない所に煙は立たぬ」という。つまり「根拠がないのに噂が出る事はない」という意味だ。社会人で働いているとさまざまな噂をよく耳にする。私を知らない人が「(勇)さんは太っているらしい」と噂するが、ことわざの通り噂が立ってしまうような体型だからかも知れない。事実は、太っているのではなく「体格が良い」の誤りである。これは私の主張だ▼火の元に注意を。一度広まると消火するのは大変だ。(勇)
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