大分建設新聞

四方山

マラソン

2023年01月11日
 休み中、パソコンに表示された「エントリー」の文字を、じっと見つめる女(私)がいた。ページ上部に書かれているのは「第34回岡の里名水マラソン大会」の文字。竹田市で開かれている、スポーツマンには知名度の高いマラソン大会だ。コロナで中止されていたが、今年3年ぶりに開催となる。イベントが少しずつ戻ってきて、コロナとの共存が新たな日常となってきているのを感じる▼この正月、箱根駅伝や実業団マラソンなどを見て、自分も走ってみたいと思った人も多いのではないだろうか。マラソンはシューズさえあれば直ぐ始められる。ウオークから始めて次はジョグウオーク、それに慣れたらジョグラン、そしてランへとステップアップしていけばいい。最も大事なのは「続ける」という強い意志。持久力もテクニックも、全てこの後についてくる▼この大会にはハーフマラソン、10㌔コースと毎年参加してきた。箱根駅伝は一人平均およそハーフと同じ距離の20㌔前後を走る。「ならばまずはそこを目標に」と、その昔ダイエットを兼ねて始めの一歩を踏み出した。「最低でも1時間半以内に」など、目標に向かいコツコツとタイムを出してきていたのだが、この3年は全く走っていない▼外出自粛の時期があったり、個人的に転居などバタバタしていた期間でもあったのだが、それでも体力作りを続けなかったのはただの怠慢である。開催の朗報を聞き、ウェアとシューズを探すところから始めるのだから、本当に情けない。今エントリーしても、途中でリタイアする結果になる気もする。そうなると運営者に迷惑なだけだ。大会は3月5日。さてどうしたものか▼この3年で〇㌔太った体にむちを打ち、本気でまたランに取り組む時が来たのかもしれない。カチッとクリック音が響いた。(万)
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