大分建設新聞

四方山

2023年のスポーツ界

2023年01月06日
 スペイン戦で逆転ゴールにつながった三笘薫選手の奇跡の1㍉など、サッカーのワールドカップでは日本中が歓喜に沸いた。「ブラボー」という声があちこちで聞こえたが、目標のベスト8には届かなかったのだから、もっと上の目標を掲げて今年のスタートを切ってほしい▼女子プロゴルフでは、昨年は山下美夢有選手が最年少で年間獲得賞金の史上最高額を更新し、年間平均ストロークは日本選手では初めて70を切った。また、勝みなみ選手は、日本女子プロゴルフ史上初の4日間競技大会におけるノーボギーでの優勝と新たな記録に沸いた。今年の女子プロゴルフ界はこの2人が中心となるのか、新たなヒロインが現れるのか目が離せない▼北海道日本ハムの新庄剛志ビッグボスは、好成績は残せなかったけれど、多くの名言とともに若手選手に声を掛けて勇気と希望を与え、成長を促した。一方で、ヤクルトの村上宗隆選手は三冠王を獲得し、日本人の最多ホームラン記録も塗り替えた。しかし日本人最多ホームランで満足せず、61本以上の日本記録を達成してほしい。また、28年ぶりに完全試合を達成、13連続三振の日本記録を出した千葉ロッテの佐々木朗希投手をはじめとする若手選手には、今年もワクワク感を期待する▼米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手は104年ぶりに10勝・10ホームランを達成しただけでなく、投手・打者の両部門で史上初の規定投球・打席に達し、本物の二刀流を体現した。今年も過去にない活躍と記録を期待する▼昨夏の甲子園で東北勢として初優勝した仙台育英の須江航監督が言った「青春って、すごく密なので」という言葉通りの青春の3年間をコロナ禍で過ごした高校生が卒業を迎える。受け入れる企業は、我慢を強いられてきた若者を大切に育ててほしい。(リュウ)
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