大分建設新聞

四方山

サンタクロース

2022年12月14日
 先入観かもしれないが、クリスマスと言えばプレゼント。頭には、子どもたちにプレゼントを贈る赤い帽子に白髭のおじいさんが真っ先に浮かぶ。そう、誰もが知っている「サンタクロース」。子どもの頃は本気でサンタクロースは世界中のたくさんの子どもたちにプレゼントを届けに来てくれると信じていた。サンタさん毎年大変だなあと思っていた▼現実的にはそんな訳なかったのだが、ふと気になったので調べてみると、なんと職業として「サンタクロース」という仕事が本当にあるらしい。職業ナビサイトによれば、サンタクロースになるためには、グリーンランド国際サンタクロース協会が主催する数々の試験に合格しなければならない。その試験は毎年真夏の7月、デンマークの首都コペンハーゲンで行われる世界サンタクロース会議に合わせ、同首都のバッケン遊園地で体力測定、面接、身だしなみ確認、宣言文朗読など全部で四つの試験が行われる▼中でも体力測定がすごい。①プレゼントが入った袋を持ち、50㍍を完走②高さ3㍍のはしごを使って直径120㌢ほどの煙突に入り、暖炉から這い出る③クッキー6枚と牛乳約570㍉㍑を完食④暖炉から入って煙突から出る⑤煙突から出た後、国旗を振り、梯子から煙突を降り、50㍍を再び走る―なんとこれら全てを2分以内にしないといけない、という超ハードなもの▼さらに必須条件として結婚し、子どもがいて、サンタらしい体型(衣装・装備込みで体重120㌔以上)、女性は体重制限なしなどの条件をクリアしていること。なんでも世界で現在公認されているサンタは約180人。日本人も一人いるそうだが、信じられない▼サンタクロースの意外な厳しい現実。ショックだったけど、知らなかったことを知って、これも夢を見る代償かな。(歩)
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