大分建設新聞

四方山

コスメ

2022年11月02日
 全てを焼きつくすような、ついこの間まで続いていた暑さはどこへやら。急に朝夕秋めいて肌寒くなってきた。そんな私には毎年この時期限定の楽しみがある。10~11月に発売される、一足早いクリスマス限定コスメ(化粧品)だ。今年もワクワクしながら店に走り、買った。少し早い自分へのうれしいクリスマスプレゼント。「光陰矢のごとし」、今年もあと残り2カ月となった▼実はコスメはコロナがまん延した2020年よりも、最近になってよく売れている。マーケティング会社によると、20年の売上げは2兆7千億円だったのに対し、21年は2兆8千億円、今年は2兆9千億円(見込み)と1千億単位で伸びている▼コロナで海外旅行の消失や外出自粛で大きな打撃を受けた業界だったが、昨年からマスク着用による肌への影響を気にする人が増え〝おうち美容〟としてスキンケアなどに時間、お金を掛ける人が急増。肌・ボディ・ヘアケアなどに関心が高まり、徐々に売上げが増えていった▼この変化は女性だけでなく男性にも。テレワークやオンライン会議などが定着化し、男性も自分の容姿を意識しだした。メイクなどケアの意識が高くなり、メンズコスメの売上げは20年が1210億円だったのに対し21年は1550億円と伸長。一方で最近は、セーラームーンやプリキュアなど幼い頃大好きだった戦士たちが持っていた変身道具を、実際に化粧品として商品化、販売されているものも多い▼幼児期に戦士たちが大好きだった私も、いくつか購入し大事に持っている。時代の流れや需要動向を分析して次々にヒット商品を生み出す化粧品業界の人々は本当にすごいと思う。ともあれ一足早い自分へのクリスマスプレゼントを胸に抱く。またこれからの一年頑張ろうと期待と高揚に胸一杯になりながら。(歩)
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