大分建設新聞

四方山

ラジオ大好き

2022年09月07日
 1日は防災の日であり、民放ラジオ放送開始記念日でもある。私の青春はラジオとともにあった。オシャレな人はFM派だったが、私はAM派一筋。20~30代の方は何の話が分からないかもしれないが、しばしお付き合いを▼ラジオと言えば「深夜放送」「ハガキ職人」だ。特に深夜放送が大好きだった人は多いはず。勉強しているときも一人じゃないという安心感があり、ついついラジオに夢中になって、勉強の手が止まることもあった。また、私は元ハガキ職人であり、地元から全国放送までせっせとハガキを送っていた。一度、全国放送で一番面白かったということで大賞もとったことがある。何の自慢にもならないが▼当時はラジカセとコンポが全盛期。深夜になると、県外のラジオ放送を聞くため、部屋の高い位置にラジカセを置いたり、アンテナを針金で延長などしていた。たまに、ハングル放送が流れるのは「あるある」だろう。また、ラジオの長時間番組を録音するときは、120分テープを準備するのが当たり前。オートリバース機能がない場合、A面からB面へのカセット入れ替え作業が発生するのは悩ましかった▼ラジオ、ラジカセの話になると、この四方山が1週間分ぐらい必要だ。「巻き戻し」という言葉を知らない子どもが多いと聞く。だから、ラジカセ、カセット、メタルテープ、HIFI(Wi―Fiじゃないよ)、オートリバースなんて言葉は分からないだろう▼いろいろ書いたが、ラジオ最大のメリットは、やはり「~しながら」聴けること。運転中、家事、作業、勉強中など、あらゆる場面で活躍するので老若男女のリスナーがいる。また、災害時の情報収集に役立つことは知られている。さあ、若い読者の方、ラジオのチューニングを合わせ新たな世界を体験しよう。(せい)
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