富山県高岡市の２歳男児の行方不明。四方山執筆中の時点で、すでに行方不明から72時間以上が経過している。親御さんの気持ちを考えると胸が痛い。私も過去２回ほど、子どもの学校で児童の行方が分からない事件があり、探しに行ったことがある。すぐに見つかったので良かったが、無事を確認して安堵したお母さんの涙は忘れることができない▼夏休み期間中、子どもが巻き込まれる事故、事件が多かった。特に毎年だが、水難事故のニュースは聞きたくもない。警察庁のデータによると、昨年７～８月の水難事故の発生件数は４５１件。うち死者・行方不明者は２１２人で、その中で中学生以下の子どもの発生件数は67件、うち死者・行方不明者は16人だった。県内でも７月末に、宇佐市で高校生が亡くなった事故があったのを覚えているだろうか▼私も先日、利用者が多い河川プールで、子どもが溺れかけている状況に遭遇。お母さんが気付き、子どもに呼び掛けて助けに向かっており、周りにいた私や他の人も動こうとしたが、どこにその子がいるのか分からなかった。幸い、子どもは足の着く場所まで移動して無事だった。改めて海や川では、子どもから目を離してはならないと思う出来事であった▼きょうから２学期が始まる学校が多い。わが家も夏休みの宿題の追い上げで、バタバタだった。学校が始まると、心配なのがコロナの感染拡大。県内では８月に入ってから、23日までで４万人以上が感染している。私のご近所さんも、子どもを含めた家族全員が感染した。もう、いつ誰が感染してもおかしくない状況である。新学期が始まってからは特に注意が必要だ▼暑さが落ち着くまでは、少し時間がかかりそう。感染対策をしっかりして、暑さに負けず、毎日を元気に過ごしていきましょう。（せい）