大分建設新聞

四方山

暑い夏

2022年07月13日
 夏本番が到来し、連日猛暑が続いている。暑くて動く気がしないのに加え、熱中症対策やエアコンによる電気料金の増、相次ぐ商品値上げのため金額を気にしつつの買い物、家族の小遣いアップを求める家事ストライキなど、今年の夏はまったく頭が痛い▼しかし「夏と冬、どちらが好きか」と問われれば、即答で夏と答える。冬が嫌いな訳ではなく、むしろ凛とした冷たい空気や白い雪化粧は好きなのだが、さまざまな面を考慮しても「好き」は夏に軍配が上がる▼好きな理由はまず、身軽で活発に動けること。寒いとコタツから出たくなくなるのに比べ、夏は「暑い暑い」と言いながらも、うちわ片手にまだ動ける。服も薄手で軽く、旅行の時もかさばらない。汗をかいた服は洗って干せば一日で乾くし、主婦目線から見ても夏は効率と回転率が良い▼次に食事の準備が割と簡単に済むこと。そうめんや丼物、冷しゃぶなど、食欲がなくてもサッと作ってパッと食べられる、手軽なメニューは夏に多い。洗い物も少なくて済む上、さまざまな意味で時短だ。そして何より、ビールがうまい▼反対に、夏に困ること3選を挙げよう。一つ目が台所の生ごみや排水溝の臭い。どんなに対策を講じても、夏はやっぱり臭う。二つ目は汗で化粧が落ちること。朝は天に向かって伸びていたまつげも、夕方には下を向いている。最後は蚊を筆頭とする虫の存在だ。耳元で飛び回っている時など、不快極まりない。即、怒りのハンドプレスで極刑に処する▼ちなみに蚊が最も活発になるのは25~30℃。35℃を超えると蚊も夏バテするらしく、活動は鈍くなるらしい。ヒトは服や空調で快適さを追求できるが、自然界ではそうもいかない。私たちより動植物たちのほうが、よっぽどSDGsの必要性を感じているのかもしれない。(万)
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP