大分建設新聞

インタビュー

藤田 三吉さん(県建設業協会大分支部長)

2020年06月09日
 「大分支部管内には、県都の大分市、観光のまちの由布市がある。2つの市、そして県内14支部の中でも重要なポストである支部を預かるので、身の引き締まる思い」と話す藤田支部長。
5月に開かれた総会で第13代の支部長に選任された。
 「今までは、経験豊富な正・副支部長が支部運営に携わってきた。今年度の役員改選では、副支部長に若い社長も就任している。今後の支部運営を任せられる後継者づくり、将来のリーダーづくりに取り組んでいきたい。また、支部の各委員会を十分活用し、全員野球で支部づくりをしていく」と、支部運営の抱負を語る。
 また、支部会員の会社、従業員を守るために経営と労働環境の改善、現場技術者の負担軽減のための『書類の簡素化』など、関係機関と意見交換などを通じて働きかけをする。
「全ては、協会員が現場中心主義となり、よりよい品質のもの、より安全な現場づくりに集中できるようにするため」と強調し、それを実現するため、支部としても最大限支援していくとしている。
人手不足に関しても、若者が入職しても1~2年で辞めていく現状を憂い、入職者の拡大と教育を今後の課題とし、全力で取り組んでいく。
 支部管内で注力する事業では、大分市が国土強靱化関連と下水道関連、由布市が農業の基盤づくりを挙げる。
支部会員が受注できるよう関係機関へ働きかけをし、両市の市民生活向上に貢献できる体制もつくっていく。
 「建設産業は、世の中で重要な役割があり、その責務を果たさなければならない。第1次から第3次産業の全てに、われわれは関りがある。また、発注者が計画する事業年度内で予算消化できる体制づくりも必要。地域の安全安心を守る産業として、全力で責務を全うしていく」とした。
 趣味は庭いじりと旅行、ゴルフなど。1992年から大分市豊饒にある新成建設㈱の代表取締役、2012年から県建設業協会の副会長を務める。
新型コロナウイルスの感染拡大が終息したら、また旅行へ出かけたいという。「百聞は一見に如かず」と笑う。66歳。


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