大分建設新聞

インタビュー

新入社員が7人、若者多い三浦国土建設

2020年04月22日
 2019年度に2人の新入社員が入社した大分市の三浦国土建設㈱。
20年度はなんと高卒の7人(うち女性1人)が入社した。
会社の取り組みなどを三浦宏之社長に、新入社員への想いなどを三浦智之専務に、建設業へ進んだ理由などを7人に聞いた。
 同社グループの全社員は総数43人。うち27歳以下の社員は22人と約半数は若い社員が占めている。
若者の入社増と高い定着率の要因は、福利厚生の充実とそれを就職ガイダンスなどで仕事のやりがいなどと合わせて丁寧に説明する、会社見学で職場の雰囲気や実際の仕事を見てもらう、入社してからの先輩社員や上司の細かい教育―などが挙げられる。
 三浦社長は「現場に出たいという女性社員の入社に伴い、就業規則の見直しや育児休暇制度の導入など、福利厚生を充実させた。
また、その取り組みが男性社員の待遇改善にもつながり、職場環境が良くなった。
女性社員がいると会社の雰囲気が良くなるし、女性の仕事はきめ細かいので、来年度は女性をもっと採用していきたい」と話した。
 また、新入社員教育をし、就職ガイダンスから7人を見てきた三浦専務は、「制服を着た姿を見て頼もしく感じる。2、3年上の先輩たちも、新入社員のおかげで、身を引き締め、良いお手本となるよう頑張っている。これから社会人として壁にぶつかることもあるだろうが、多くの仲間と助け合い、そして切磋琢磨し、立派に成長して業界を盛り上げてほしい」と期待を寄せている。
 7人とも出身校が違うが、入社してすぐにコミュニケーションアプリのラインでグループをつくり仲良くなったという。
なぜ建設業へ進もうと思ったのか、なぜ三浦国土建設を選んだのかなどを、7人に聞いてみた。
 ◇建設業を選んだ理由や入社した経緯は
 城戸 商業で学んだことにとらわれず、自分の中で新しいことに挑戦しようと思っていました。就職ガイダンスの際に、女性が働きやすい会社だと聞いたので入社しました
 後藤 親がとび職の会社をしています。道路舗装がしたくて、三浦国土建設が格付けで土木、舗装がA級だったこともあり、ここで働きたいと思いました
 稲付 親が建設業をしています。手伝いをしている中で土木に進みたいと思いました。また、ガイダンス、会社見学で会社の雰囲気に惹かれました
 但馬 三浦国土建設に勤める高校の1、2つ上の先輩がいて、道を造る話に感動し、入社を決めました
 村井 ガイダンスで、私の住む臼杵の総合運動公園のジョギングコースを整備したという話を聞き、自分もしてみたいと思いました
 斉藤 親が住宅の基礎を造る会社をしています。手伝いをする中で、ものづくりをする仕事をしてみたいと思い、会社の雰囲気、先輩の話などを聞いて決めました
 今村 ものづくりに興味がありました。ガイダンスでの話や、会社見学での雰囲気などで決めました
 ◇これからの夢や目標は
 城戸 これから勉強の日々ですが、自分が得意なことを探し、会社の役に立ちたいです
 後藤 早く現場管理の仕事ができるようになりたいです
 稲付 仕事の基礎を覚え、建設機械の免許を取り、会社の力になりたいです
 但馬 先輩を超えられるよう頑張り、早く大きな現場を担当したいです
 村井 会社見学の時、現場を見て感動したので、自分で造って感動を味わいたいです
 斉藤 知識はゼロからのスタートですが、先輩たちの姿を見て、勉強して超えていきたいです
 今村 先輩から技術と知識を盗み、会社に貢献できるように成長したいです
 これからどう成長していくのか楽しみな7人。同期で助け合いながら、三浦国土建設と県内建設業の発展に貢献してほしい。



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