大分建設新聞

インタビュー

松下 萌絵さん(㈱熊野建設)

2018年06月26日
 2017年10月に、大分市の㈱熊野建設に入社。
小さい頃から友だちの家の間取りを見たり、考えたりすることが大好きな子どもだったという。
両親が建設関連の仕事をしていたこともあり、自然と興味を持ったのかもしれない―と、建設業を志したきっかけを話す。
 中学校3年生の時に「将来は建設業に進みたい」と決め、鶴崎工業高校建築科へ進学。
製図が得意で、卒業後は現場の知識を学ぼうと日本文理大学工学部建築学科に進んだ。
 印象が強かったのは、高校2年の時に体験したインターンシップ。
現場は建設中の木造建ての老人ホームで、施工業者が集まって、施主の要望に応えるためにはどうしたら良いかなど、真剣に会議をしていたのを見て、「建物が完成するまでに、施工関係者全員が、一緒に造り上げていこうという気持ちで取り組まなければ、満足する仕事につながらないのだ」と感じたという。
難しい仕事だがこのやりとりが忘れられず、やりがいのある仕事だと思った。
 現在は、入社後2現場目となる(仮称)セルモ玉泉院大道会館新築工事(大分市)の現場で、書類整理や墨出し、測量などの助手をしている。
入社前は、建設業は男性社会で、危険・汚いなどの印象を持っていたが、入社してみると現場はきれいに整理整頓されており、女性専用の水洗トイレもあって働きやすい環境で安心した。
 後輩たちへは、「どんな仕事も3年はやってみないと、自分に合うか合わないかは分からない。後輩たちには、いろんな現場を体験して建設業の仕事を理解してほしい。将来の夢は現場所長になること。この仕事を一生続けたい」と熱い思いを語ってくれた。



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