鶴成 悦久さん(大分大学准教授産学官連携推進機構減災・復興デザイン教育研究センター)
2018年06月06日
4月11日に発生した、中津市耶馬溪町金吉の山崩れで、大分大学の減災・復興デザイン教育研究センター(減災センター)は、中津市の災害派遣要請を受けて現地に入った。
二次災害を警戒した同市が現場の監視や調査を依頼したのだ。
大学の現場責任者として出動したのは鶴成悦久准教授(41)。
同大に着任したのは2017年4月。
専門は土木工学、空間情報工学、海岸環境工学、災害情報学などという。
鹿児島県の私立学校で、土木・建築の教員として、15年間、土木設計や実験実習、測量学などを教えてきた。
その傍ら、鹿児島大学で環境保全や災害・防災に関する研究や、NPO法人で事務局長を務めるなど経験豊富な研究者である。
その経験を基に、11日の山崩れ発生時から現場対策本部で、捜索活動に伴う危険性について助言。
小型無人機ドローンを使って斜面の状態などを監視、山崩れの発生メカニズムの調査や、二次災害が予測される危険箇所や掘削場所の選定・掘削方法などを、捜索活動が終了した23日未明まで助言し続けた。
鶴成准教授は「今回の捜索活動で、ネックとなったのは約6万立方㍍にも及ぶ大量の土砂と巨石。やみくもに掘り進めると、地山が支えを失い、二次災害の危険性が増す。その最も危険な現場の最前線に立ち、朝早くから夜遅くまで捜索活動に奮闘してくれた、一番の貢献者は地元の建設業者たちだ」と話した。
杵築市山香町出身。鹿児島大学大学院(博士課程)を修了し、空間情報工学などのほか、流域解析や地下水の研究も専門分野。
産学官連携で組織しているビルド大分のメンバーでもあり、建設業の人材育成にも力を入れている。
現場の一番の貢献者は地元の建設業者たちだと話す鶴成准教授
二次災害を警戒した同市が現場の監視や調査を依頼したのだ。
大学の現場責任者として出動したのは鶴成悦久准教授(41)。
同大に着任したのは2017年4月。
専門は土木工学、空間情報工学、海岸環境工学、災害情報学などという。
鹿児島県の私立学校で、土木・建築の教員として、15年間、土木設計や実験実習、測量学などを教えてきた。
その傍ら、鹿児島大学で環境保全や災害・防災に関する研究や、NPO法人で事務局長を務めるなど経験豊富な研究者である。
その経験を基に、11日の山崩れ発生時から現場対策本部で、捜索活動に伴う危険性について助言。
小型無人機ドローンを使って斜面の状態などを監視、山崩れの発生メカニズムの調査や、二次災害が予測される危険箇所や掘削場所の選定・掘削方法などを、捜索活動が終了した23日未明まで助言し続けた。
鶴成准教授は「今回の捜索活動で、ネックとなったのは約6万立方㍍にも及ぶ大量の土砂と巨石。やみくもに掘り進めると、地山が支えを失い、二次災害の危険性が増す。その最も危険な現場の最前線に立ち、朝早くから夜遅くまで捜索活動に奮闘してくれた、一番の貢献者は地元の建設業者たちだ」と話した。
杵築市山香町出身。鹿児島大学大学院(博士課程)を修了し、空間情報工学などのほか、流域解析や地下水の研究も専門分野。
産学官連携で組織しているビルド大分のメンバーでもあり、建設業の人材育成にも力を入れている。
現場の一番の貢献者は地元の建設業者たちだと話す鶴成准教授