大分建設新聞

インタビュー

山本 真哉さん(中津土木事務所長)

2016年06月02日
 中津土木は3回目の勤務。「これまでに3年、2年と計5年勤務し、今年で6年目になる。最初は土木課主査として、着手したばかりの中津日田道路の本耶馬渓耶馬溪道路事業を担当。2回目の勤務の際は、次長兼企画調査課長として同区間の開通を迎えた。大型事業の着手と開通に携わることができ、中津には何かの縁を感じる。懐かしい思いとともに責任の大きさを感じる」と語る。
 当面の課題は「中津日田道路の耶馬溪道路、中津高田線道路改良事業(今津工区)などの広域交通網の整備の他、山国川の床上浸水対策特別緊急事業など浸水対策や万田四日市線交通安全事業(永添工区)、外馬場錆矢堂線街路整備事業など歩道整備による安心・安全の確保など着実に事業を進める必要がある。また、東九州自動車道の開通で、人の流れ・物流の活発化が期待されるので、中津港など物流拠点の整備や観光客をもてなす景観整備も必要」と強調した。
 「職場は若い職員も多く、活気がある。職員には県民目線で危機管理意識をしっかりと持って仕事をして欲しいと言っている。若手が所長室に気軽に相談に来てくれるような風通しの良い明るい職場づくりを目指したい」と言う。
 建設業界に対しては、「業界は、社会資本整備はもとより災害時の迅速な防災・復旧活動などで大変重要な役割を果たす。それととともに、雇用の確保や社会貢献など地域経済発展のためにも欠かせない主要な産業だと認識している。若者の入職者減少や作業員の高齢化などの問題もあり、厳しい時代が続くが、ものづくりの楽しさをアピールするなど、業界の皆さんが一致協力して難局を乗り越えて欲しい。土木事務所としても、技術講習会や意見交換会などを通じて技術力の研鑽に協力するとともに、工事発注の平準化にも努力したい」と語った。
 県職員の土木技術者でつくる野球チーム「DNA」のメンバー。
「最近は、あまりやっていないので、健康づくりのために出来るだけ参加したい」と、こちらにも燃えている。


略歴
昭和60年、熊本大学を卒業して県職員に。三重土木事務所を振り出しに、土木建築企画課参事、竹田土木事務所長などを経て、前任の港湾課長から今年4月、現職。55歳。
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