梶原 文男さん(国東土木事務所長)
2015年07月30日
「いつも感謝を」をモットーに、できるだけ広い視点で長期的な展望を持ち、大きな声で仕事をすることを心がけているという梶原さん。初めての国東勤務で、この地域の印象は「美しい自然と世界農業遺産の素晴らしさ」と言う。
そんな多くの魅力を持つこのエリアで、地域のための整備を、管内に限らず近隣地域との連携と、各市町村、振興局とも協力し、必要で喜ばれる社会資本整備の推進を目指している。同時に地域振興や適切な施設の維持管理にも努めたいと話す。
30代後半まで現場の仕事に携わり、日出町の県営都市公園ハーモニーパークの建設や、高速道路開通に間に合わせるためのアクセス道路整備など、期限が決められた突貫工事が多く、これも「感謝」だと実感している。20年続いた区画整理事業の最終段階での処理で、4000件を超える土地登記のため、度重なる法務局との協議や権利者との調整、道路、河川の移管など急に決められた期限に対応したそうだ。
また、24年の日田土木事務所勤務時に、北部九州豪雨に見舞われ被災した。7月末からお盆前まで、ほぼ事務所に寝泊まりして対応したのが印象深いと話す。「当時の所長をはじめ、職員、建設業、コンサルタント、地元の方々と一体で対策に当たり、なんとか乗り切ることができた。感謝でいっぱいだった」と振り返る。
事務所職員には健康第一を呼びかけ、「タッグを組み、一丸となって業務に取り組んでほしい。本来『タッグ』には、引っ張るという意味があり、一つの方向に向かって全員が力を合わせて進むということから『チーム』に派生した言葉。チームで組織が成り立っていることを忘れずに」と、チームプレーの大切さを強調。
建設業界は、立場は異なっても、地域のためにという共通の目標に向かって、一緒に進む。「特に災害時には地元業者の協力が不可欠。土木事務所は地域の防災拠点。建設業者、市、振興局と事前の勉強会などもやっている。安全な地域づくりへの協力を改めてお願いしたい」と。
趣味は野球で、職員と週2回、練習をしている。最近、ゴルフも始めた。
略歴
長岡技術科学大学大学院を修了して県職員に。日田土木次長、土木建築企画課参事、建設政策課企画調整監などを経て、今年5月、現職。中津市出身。53歳。
そんな多くの魅力を持つこのエリアで、地域のための整備を、管内に限らず近隣地域との連携と、各市町村、振興局とも協力し、必要で喜ばれる社会資本整備の推進を目指している。同時に地域振興や適切な施設の維持管理にも努めたいと話す。
30代後半まで現場の仕事に携わり、日出町の県営都市公園ハーモニーパークの建設や、高速道路開通に間に合わせるためのアクセス道路整備など、期限が決められた突貫工事が多く、これも「感謝」だと実感している。20年続いた区画整理事業の最終段階での処理で、4000件を超える土地登記のため、度重なる法務局との協議や権利者との調整、道路、河川の移管など急に決められた期限に対応したそうだ。
また、24年の日田土木事務所勤務時に、北部九州豪雨に見舞われ被災した。7月末からお盆前まで、ほぼ事務所に寝泊まりして対応したのが印象深いと話す。「当時の所長をはじめ、職員、建設業、コンサルタント、地元の方々と一体で対策に当たり、なんとか乗り切ることができた。感謝でいっぱいだった」と振り返る。
事務所職員には健康第一を呼びかけ、「タッグを組み、一丸となって業務に取り組んでほしい。本来『タッグ』には、引っ張るという意味があり、一つの方向に向かって全員が力を合わせて進むということから『チーム』に派生した言葉。チームで組織が成り立っていることを忘れずに」と、チームプレーの大切さを強調。
建設業界は、立場は異なっても、地域のためにという共通の目標に向かって、一緒に進む。「特に災害時には地元業者の協力が不可欠。土木事務所は地域の防災拠点。建設業者、市、振興局と事前の勉強会などもやっている。安全な地域づくりへの協力を改めてお願いしたい」と。
趣味は野球で、職員と週2回、練習をしている。最近、ゴルフも始めた。
略歴
長岡技術科学大学大学院を修了して県職員に。日田土木次長、土木建築企画課参事、建設政策課企画調整監などを経て、今年5月、現職。中津市出身。53歳。