麻生 卓也さん(佐伯土木事務所長)
2015年06月29日
初任は企業局工業用水道建設事務所。佐伯土木事務所勤務は3回目で、昭和63年からの4年間と、平成20年からの3年間の計7年間の勤務。難読地名が多い佐伯の地名を聞くだけで、「あそこのことか」と場所が浮かぶまでになったとか。
最初の佐伯勤務は、初めての土木事務所勤務でもあり、県道小野市重岡線の道路舗装工事や、国道388号須留木地区の歩道新設工事など、土木事務所で最初に担当した現場が思い出深いと話す。
「最初の現場もそうだが、国道10号田ノ浦海岸整備事業が一番印象に残っている。当時の建設省、大分市、大分土木事務所の3者が何度も協議を重ねて進めた。『あんな海岸にお金をかけて』と批判もあったが、完成して多くの市民が海岸を利用しているのを見ると、事業をやって良かった」と語る。
佐伯土木管内の当面の課題は「地形的に厳しい佐伯は、どこに行くのもトンネルや橋梁の整備が必要。すでに事業化している国道217号戸穴バイパス、三重弥生線小半工区、388号楠本工区、古江丸市尾線の4路線・5トンネルは、地元の声を聞きながら、効率良く進めていきたい。除災対策では、土砂災害危険箇所が県内12土木事務所の中で一番多いので、砂防ダム工事や急傾斜地崩壊対策工事などを遅滞なく進めたい」と抱負。
職員には「東九州自動車道の開通で人、物、仕事の動きが活発になっている。アンテナを高くして、地元が何を急いで欲しいのかしっかり聞き、対応ができるよう敏感になってもらいたい。その上で、仕事にメリハリを付けること。水曜日はノー残業デーと割り切って欲しい。一番大事なことは健康」と伝えているそうだ。
建設業者には「公共工事の予算は、皆さん方から見れば不十分でしょうが、少しずつ増えている。担い手3法の改正もあり今年度諸経費がアップされると聞いている。労務費も一昨年、昨年とかなりアップした。我々も、若い人が入職しやすい環境整備をしているので、厳しい状況のなかではあるが、業界も従業員の労働環境改善に努めてもらいたい。建設業界に入ってくる若い人が少ないのがとても心配だ」とも。
趣味は映画や年1回の宝塚公演の鑑賞。今年も12月の大分公演を心待ちにしている。映画は、昨年70本~80本を見たとか。由布市庄内町出身の55歳。
略歴
昭和58年、九州大学工学部を卒業、県職員に。建設政策課企画調整監、臼杵土木事務所長、前任の公共工事入札管理室長などを経て、今年5月、現職。
最初の佐伯勤務は、初めての土木事務所勤務でもあり、県道小野市重岡線の道路舗装工事や、国道388号須留木地区の歩道新設工事など、土木事務所で最初に担当した現場が思い出深いと話す。
「最初の現場もそうだが、国道10号田ノ浦海岸整備事業が一番印象に残っている。当時の建設省、大分市、大分土木事務所の3者が何度も協議を重ねて進めた。『あんな海岸にお金をかけて』と批判もあったが、完成して多くの市民が海岸を利用しているのを見ると、事業をやって良かった」と語る。
佐伯土木管内の当面の課題は「地形的に厳しい佐伯は、どこに行くのもトンネルや橋梁の整備が必要。すでに事業化している国道217号戸穴バイパス、三重弥生線小半工区、388号楠本工区、古江丸市尾線の4路線・5トンネルは、地元の声を聞きながら、効率良く進めていきたい。除災対策では、土砂災害危険箇所が県内12土木事務所の中で一番多いので、砂防ダム工事や急傾斜地崩壊対策工事などを遅滞なく進めたい」と抱負。
職員には「東九州自動車道の開通で人、物、仕事の動きが活発になっている。アンテナを高くして、地元が何を急いで欲しいのかしっかり聞き、対応ができるよう敏感になってもらいたい。その上で、仕事にメリハリを付けること。水曜日はノー残業デーと割り切って欲しい。一番大事なことは健康」と伝えているそうだ。
建設業者には「公共工事の予算は、皆さん方から見れば不十分でしょうが、少しずつ増えている。担い手3法の改正もあり今年度諸経費がアップされると聞いている。労務費も一昨年、昨年とかなりアップした。我々も、若い人が入職しやすい環境整備をしているので、厳しい状況のなかではあるが、業界も従業員の労働環境改善に努めてもらいたい。建設業界に入ってくる若い人が少ないのがとても心配だ」とも。
趣味は映画や年1回の宝塚公演の鑑賞。今年も12月の大分公演を心待ちにしている。映画は、昨年70本~80本を見たとか。由布市庄内町出身の55歳。
略歴
昭和58年、九州大学工学部を卒業、県職員に。建設政策課企画調整監、臼杵土木事務所長、前任の公共工事入札管理室長などを経て、今年5月、現職。