大分建設新聞

インタビュー

山本 真哉さん(竹田土木事務所長)

2013年06月27日
 主に河川や道路関係の仕事に携わってきた。初めての竹田土木事務所勤務で、着任後、「市内を歩いていると、小学生から高校生までが元気にあいさつしてくれる。新鮮な感じで、竹田の人の温かさを感じる。観光資源に恵まれたところでもあり、社会資本整備を通して、より良いまちづくりのお手伝いがしたい」と。  9年に中津土木で中津日田道路の本耶馬渓耶馬溪道路工事の最初の担当者になったのが思い出深い。2度目の中津勤務の23年度末には、同事務所次長として、この道路の開通式に立ち会うことができたことに、縁を感じた。また大分駅周辺総合整備事務所では大分駅高架化事業に携わるなど、大きなプロジェクトも経験。  県の25年度事業計画では、災害復旧関係事業が158件ある。決定工事費は約46億円。竹田市の玉来川と滝水川の護岸工事は、浸水箇所の川幅の拡幅や河床掘削のほか、護岸のかさ上げなど、原形復旧だけでなく改良も含めた工事だ。玉来川下流の文化会館周辺や大野川沿いの浸水箇所などは、河床掘削や胸壁工などで整備する。災害復旧は「地元と協議しながら今年度中に何とか終わらせたい」と意気込む。  道路関係では、中九州横断道路「大野竹田道路」の竹田ICから国道57号にアクセスするバイパス道路、竹田直入線鏡工区の整備を国と連携しながら進める。さらに、「ぐるっとくじゅう周遊道路」の一つ、県道阿蘇くじゅう公園線のガンジーファーム手前から花公園間(延長約10・5㌔)改良工事の一部残工事を今年度中に終わらせ、管内の同周遊道路の今年度内完成を目指す。  さらに市内中心部と玉来地区を結ぶ竹田玉来線は、JRと協定を結んで、今年度中に豊肥線の市街地側に玉来跨線橋(仮称、L=116㍍)の橋台を造り、来年度に上部工を終えて開通させたい。  災害対応などで連携が一層大事になる建設業者に「気概と誇りを持って、地域に信頼される業界として活躍してほしい」とエール。自身も「現場の声を的確にキャッチし、誠意・熱意・創意をもって地元と信頼関係を築きながら、豪雨災害からの復旧、復興を第一に進めたい」と語った。  楽しみは野球で、ポジションは外野。目標は、OB野球で県大会に出場すること。また、奥さんと社会人野球で活躍している息子さんの応援に行くのが楽しみ。別府市の自宅に奥さんを残して単身赴任。子供は、息子と大学生の娘の2人。52歳。 略歴  昭和59年、熊本大学土木工学科を卒業、県職員に。中津土木事務所次長、土木建築企画課予算管理班参事などを経て、今年4月、現職。




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